リアルワールド、ランサーズ等のクラウドソーシング事業者が
働き手の知識・技術のスタンダードを定める検定を創設
~日本クラウドソーシング検定協会設立のお知らせ~
一般社団法人 日本クラウドソーシング検定協会(東京都渋谷区 代表理事:南雲宏明)は、クラウドソーシングで仕事を受注する方の能力開発及び資格認定を行い、仕事機会の充実や活躍の場を広げることを目的に2015年7月30日に本協会を創立しました。
協会ホームページ:https://crowd-kentei.or.jp/
■設立の目的
日本クラウドソーシング検定協会は、クラウドソーシングを利用して仕事を受注する方の能力開発と活躍の場を広げることを目的にクラウドソーシング関連の事業者により設立された業界団体です。
クラウドソーシング上で仕事をするための知識・技術のスタンダードを定めた日本初のクラウドソーシングに関する検定の運営と資格認定を行います。検定では、クラウドソーシング上で取引される各分野の仕事について専門知識・技術力を評価する検定を創設します。第一弾では、WEBライティング技能検定を創設し、検定の種類は随時増やす予定です。
また、クラウドソーシング事業者と提携して報酬向上や特典授与のしくみを設け、検定合格者(資格取得者)の活躍の場を広げられる取り組みを行います。設立時のクラウドソーシング事業者には、株式会社リアルワールドおよびランサーズ株式会社が参画しており、今後も提携先の事業者へ入会を促します。
■本協会の具体的な活動内容
○「クラウドクリエイター」ブランドの確立
クラウド上の労働者ではなく、クラウド上で創造的な活動をすることから本協会では、クラウドソーシングを利用して仕事を受注する方を「クラウドクリエイター」と呼称します。
○クラウドソーシング関連検定の運営および資格発行
検定では、クラウドソーシングで仕事をするための基礎的なマナーや社会常識の醸成を基本とし、様々な専門分野に応じた作業スキルの修得を目的としています。資格取得者には本協会から資格者番号(ID)を付与します。クラウドソーシング事業者はIDを元に資格の有無を確認することができます。
○クラウドソーシング事業者との提携による活躍支援
本協会は、リアルワールドやランサーズなどの提携するクラウドソーシング事業者を増やす活動とともに、資格保有者に対する報酬向上や特典授与のしくみを構築します。
提携第一弾となるリアルワールドのクラウドソーシングサービス「CROWD」との提携では、資格取得者に1日2時間程度のライティング業務で月1万円以上を安定的に稼げるしくみを提供、ランキング上位者向けポイントを2倍、1年間の獲得ポイントが10万円相当分を超えた方には1万円分のボーナスポイントを贈呈するなど具体的な取り組みを行うことが決定しております。
※クラウドソーシング事業者により資格取得者の特典は異なります。
■クラウドソーシング関連検定について
【WEBライティング技能検定】
本協会設立と同時に「WEBライティング技能検定」を創設し、受験開始は9月頃を予定しています。クラウドソーシングサービスの中で最も多い案件が「WEBライティング業務」であり、安定した質のWEBライティングを提供できるクラウドクリエイターを育成します。
詳細:https://crowd-kentei.or.jp/about_test/
【今後の創設予定の検定】
・WEB画像処理・WEBデザイン関連の検定
・WEBディレクター関連の検定
・チャット会話技術関連の検定
※創設予定の検定は創設を保証するものではありませんのでご注意ください。
当協会の今後の目標
・3年間で検定合格者(資格保有者)を10万人輩出
・3年間で50社のクラウドソーシング事業者との提携
※当協会の厳正な審査の下、クラウドソーシング事業者と提携して参ります。
【本件に関するお問い合わせ先】
一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 広報担当:赤澤
TEL: 03-5939-6045 Email: info@crowd-kentei.or.jp
<補足資料>
本協会の概要
【名称】
一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会
(英語表記:Crowdsourcing Proficiency Association of JAPAN)
【設立日】
2015年7月30日(木)
【組織構成】
代表理事: 南雲 宏明(株式会社ディテイルクラウドクリエイティブ 代表取締役社長)
理事 : 秋好 陽介(ランサーズ株式会社 代表取締役社長)
泉 健太 (リライアンス・データ株式会社 代表取締役、
株式会社ユニメディア 取締役、
株式会社クリエイターズマッチ 取締役)
紺野 俊介(株式会社アイレップ 代表取締役社長CEO)
菊池 誠晃(株式会社リアルワールド 代表取締役社長)
監事 : 赤澤 潤
※理事名は五十音順で表記
【設立の目的】
クラウドソーシングで仕事を受注するクラウドクリエイターの知識・技術のスタンダードを定め、能力開発と活躍の場を広げる活動を行い、雇用機会の充実および地方創生に寄与すること。
【主な事業】
⑴ クラウドソーシング検定試験の実施及び運営
⑵ 各種資格で取り扱う技能の標準化、及び知識に関する調査、研究
⑶ クラウドソーシング検定の事業の企画・実施
⑷ クラウドソーシング検定に関する教材、教科書、音声CD、DVD等の開発及び販売
⑸ クラウドソーシング検定資格に関する書籍、印刷物の企画、運営、制作及び提供
⑹ その他上記に掲げる事業に附帯又は関連する事業
【事業者の入会について】
入会金:無料 年会費:無料
<入会条件>
クラウドソーシングサービスを提供する事業者であり、本協会による厳正な審査を通過した事業者。
クラウドソーシング市場と受発注者が抱える課題
クラウドソーシングの市場規模の急拡大と共に、クラウドソーシングサービスを利用して仕事の受発注を行う会員も急増しております。矢野経済研究所「BPO市場・クラウドソーシング市場に関する調査結果2013」によると2017年度の仕事依頼金額の合計は1,474億円に上ると予想されています。
市場拡大の反面、クラウドソーシングを利用する上で仕事の発注者側と受注者側には以下の課題があり、平成26年の中小企業庁の調査「日本のクラウドソーシングの利用実態に関する調査」でも報告されております。
【発注者が抱える課題】 仕事の質が不安(40.8%)
【受注者が抱える課題】 仕事単価の低さ(71.4%、非事業者)
<グラフ引用元>
URL:http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H26/h26/html/b3_5_1_5.html
当協会が目指す市場効果
当協会はクラウドクリエイターの能力開発および知識・技術のスタンダード化により仕事の質を安定化させることと、クラウドソーシング事業者と連携して報酬向上・特典授与のしくみを構築し、活躍の場を広げる活動を行います。
当協会が発行する資格の取得により、クラウドソーシング上で仕事をするために必要な基礎的なマナーや社会常識および、専門分野の作業スキルの証明をすることができます。
資格を保有するクラウドクリエイターを増やすことで、仕事の受発注時の取引をより円滑にすすめることができます。仕事の発注者は、依頼した仕事の質の安定を期待することができます。また、クラウドクリエイターは、正当な報酬の獲得とクラウドクリエイターの仕事機会の充実に貢献できます。
クラウドソーシング事業者にとっては、提供する仕事の品質を明確に提示することができるため、クラウドソーシングでの発注仕事量を増やすことができると期待しております。検定を中心にクラウドソーシング業界の躍進に寄与してまいります。