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経済産業省発行の資料にWEBライティング技能検定が掲載されました。
国や地方自治体との共同の取り組みも進んでいます。
IT関連など、多数企業様がWEBライティング技能検定講座を社員教育用教材として導入!
作家 原田まりるさんがWEBライティング技能検定を受験し合格されました!
WEBライティング技能検定の資格取得を社員に必須化!リビン・テクノロジーズ株式会社の川合大無社長にインタビュー
▷第120回WEBライティング問題 総評
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第120回本試験ライティング問題の総評
第120回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第120回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第120回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 朝ごはんについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:健康 2:簡単
【解答例1】
「オートミールは食物繊維やミネラルが豊富ですし、シリアルも最近は低糖質だったり栄養バランスに配慮した製品もあります。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例1】
「オートミールは食物繊維やミネラルが豊富ですし、シリアルも最近は低糖質や栄養バランスに配慮した製品もあります。」
上記修正例では「~たり」を削除する形で修正し、文意を鑑みて調整いたしました。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「例えば、納豆とご飯、シリアルとヨーグルトなど手軽に用意出来る食品を組み合わせることで栄養が簡単摂ることが出来ます。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例2】
「例えば、納豆とご飯、シリアルとヨーグルトなど手軽に用意出来る食品を組み合わせることで栄養が簡単に摂ることが出来ます。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「に」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「多いです朝ごはんは、朝の元気のない時間帯に、特別な至福を与えてくれる。朝起きるごとに、ご飯が食べられると、身体全体にパワーを感じる。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例3】
「朝ごはんは、朝の元気のない時間帯に、特別な至福を与えてくれる。また朝起きるごとに、ご飯が食べられると、身体全体にパワーを感じる。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「毎日数分のレッスンといっても忙しさを理由についさぼりがちになってしまうこともあります。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例4】
「毎日数分のレッスンといっても、忙しさを理由についさぼりがちになってしまうこともあります。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
【解答例5】
「忙しい朝でも、短時間で用意できるメニューならば家族も喜んで食べられ会話がはずむみ、笑顔で一日をスタートできるでしょう。」
上記解答例では、「はずむみ」が誤入力となります。
【修正例5】
「忙しい朝でも、短時間で用意できるメニューならば家族も喜んで食べられ会話がはずみ、笑顔で一日をスタートできるでしょう。」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「はずみ」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問2 タオルについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:サイズ キーワード2:吸水
【解答例1】
「タオルは、私たちの生活内での全て使用されている。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例1】
「タオルは、私たちの生活内での全てで使用されている。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「で」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「お風呂上りや手を洗った後など、何気ない場面で自然と手にとっています。私は以前、見た目のデザインだけで選んでいましたが、実際に使ってみるとサイズや吸水力の違いで快適さが大きく変わることに気づきました。」
上記解答例は 「私は以前」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例3】
「種類が豊富なタオルですが、一般的にはパイル構造を持ち、吸水性が高い生地のことを呼びます。」
上記解答例では、1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例3】
「種類が豊富なタオルですが、一般的にはパイル構造を持ち、吸水性の高い生地のことを呼びます。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「タオルには様々なサイズのものがあります。バスタオルやフェイスタオル、ハンドタオルなど、用途に応じて大きさを自由に選ぶことができます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例4】
「タオルには様々なサイズのものがあります。例えばバスタオルやフェイスタオル、ハンドタオルなど、用途に応じて大きさを自由に選ぶことができます。」
上記修正例では、接続詞「例えば」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例5】
「お風呂でもよく使わえるタオルは、身体にフィットして、身体を拭く時に気持ちがいい。」
上記解答例では、「使わえる」が誤入力となります。
【修正例5】
「お風呂でもよく使われるタオルは、身体にフィットして、身体を拭く時に気持ちがいい。」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「使われる」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問3 献血について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:血液型 キーワード2:協力
【解答例1】
「献血は与えるだけなく、多くを得られる活動なのです。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例1】
「献血は与えるだけでなく、多くを得られる活動なのです。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「で」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「献血は、病気や怪我で献血を必要をする人を助けるために」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例2】
「献血は、病気や怪我で献血を必要とする人を助けるために」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「血液は人口的に作ることが出来ないため、人々の協力が欠かせません。」
上記解答例では、「人口的」が誤変換となります。
【修正例3】
「血液は人工的に作ることが出来ないため、人々の協力が欠かせません。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「人工的」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「血液型によって、献血車から受け取られる血が違う日がある。」
上上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例4】
「血液型によって、献血車に受け取られる血が違う日がある。」
上記解答例では、本来は血液を受け取る側の立場である献血車から、逆に血液を渡されるように取れてしまう表現となっております。そのため上記修正例では「献血車に」という表現にして文意が通るようにいたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例5】
「私の血液型はO型。特殊な例を除けば血液型を問わず誰かの力になれます。」
上記解答例は 「私の血液型は」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
問4 歩きスマホの問題について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「誰かとぶつかってけがをさせれば損賠賠償を請求される可能性もありえます。」
上記解答例では、「損賠賠償」が誤入力となります。
【修正例1】
「誰かとぶつかってけがをさせれば損害賠償を請求される可能性もありえます。」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「損害賠償」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「一見ちょっとしたことのように見えますが、実際は大きな危険を伴う行為になります。前方への注意が散漫になるため人とぶつかったり、段差や階段で躓いたり、更には交通事故に巻き込まれるリスクも高まります。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例2】
「一見ちょっとしたことのように見えますが、実際は大きな危険を伴う行為になります。例えば前方への注意が散漫になるため人とぶつかったり、段差や階段で躓いたり、更には交通事故に巻き込まれるリスクも高まります。」
上記修正例では、接続詞「例えば」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「海外では歩きスマホは条例で禁止されているほど禁止行為です。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例3】
「海外では歩きスマホは条例で定められているほど/span>禁止行為<です。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「周囲の状況に気が付かないことで、他の人にぶつかったり、転倒してしまうリスクもあります。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例4】
「周囲の状況に気が付かないことで、他の人にぶつかったり、転倒したりしてしまうリスクもあります。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「前から来た人を避けることができず、ぶつかってしまう事も多いでしょう。」
上記解答例では1文中に「こと「事」のように異なる表現が混在しております。
【修正例5】
「前から来た人を避けることができず、ぶつかってしまうことも多いでしょう。」
上記修正例では、「こと(ひらがな表記)」に統一しました。同一文中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、接続詞の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、表現のねじれなどが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第119回本試験ライティング問題の総評
第119回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第119回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第119回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 高校野球について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:甲子園 2:応援
【解答例1】
「高校野球は日本の夏を象徴するイベントのひとつであり、」
「試合そのものの迫力に加え、応援も魅力の一つです。」
上記解答例では文章中に「ひとつ」「一つ」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「試合そのものの迫力に加え、応援も魅力のひとつです。」
上記修正例では、「ひとつ(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「予選を勝ち抜いた全国各地の代表校がつどい、熱戦を繰り広げる様子は多くの人々を魅了します。」
上記解答例では、1文に助詞である「を」が多用された文章です。
【修正例2】
「予選を勝ち抜いた全国各地の代表校がつどい、熱戦が繰り広げられる様子は多くの人々を魅了します。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「高校野球を見ていると、高校球児の努力や青春、応援団の素晴らしさを感じるという声は多いです。」
「高校野球をテーマにした漫画やドラマはたくさんありますので、それらを見てみても楽しいですよ。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例3】
「高校野球をテーマにした漫画やドラマはたくさんありますので、それらを見てみても楽しいです。」
上記修正例では「楽しいですよ」の口語表現を「楽しいです」という文語表現に修正を行いました。
このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例4】
「学生が一年間の練習と成果が詰まった、特別な試合でもあります。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例4】
「学生の一年間の練習と成果が詰まった、特別な試合でもあります。」
上記解答例では、1文中に主語が「学生」と「試合」の2つ汲み取れる表現となっており、文意が伝わり難くなってしまっております。そのため上記修正例では文意を鑑みて「試合」が主語となる形で修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例5】
「甲子園といえばブラスバンドやチアリーディングによる応援が甲子園一体に広がり、」
上記解答例では、「一体」が誤変換となります。
【修正例5】
「甲子園といえばブラスバンドやチアリーディングによる応援が甲子園一帯に広がり、」
記修正例では、誤変換を修正しました。「一帯」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問2 自由研究について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:夏休み キーワード2:テーマ
【解答例1】
「専門知識を持ったスタッフに質問をすると、何かヒントをもらえるかもしれません。」
上記解答例では、1文に助詞である「を」が多用された文章です。
【修正例1】
「専門知識を持ったスタッフに質問すると、何かヒントをもらえるかもしれません。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「自由研究は、自分でテーマを決め、調べたり実験することで、学ぶ楽しさや発見の喜びを体験することができる貴重な機会となります。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「自由研究は、自分でテーマを決め、調べたり実験したりすることで、学ぶ楽しさや発見の喜びを体験することができる貴重な機会となります。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「科学的な実験、地域の歴史や文化の調査など、幅広く選ぶことが出来ます。」
「学校での授業とは違った学びを深めることもできます。」
上記解答例では文章中に「出来ます」「できます」のように異なる表現が混在しております。
【修正例3】
「学校での授業とは違った学びを深めることも出来ます。」
上記修正例では、「出来ます(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「興味を持ったことを自分で調べ、考えてみる。」
「実験や観察、工作をしてみると面倒に思っていた自由研究も楽しくなってきます。」
上記解答例では1つの文章の中に「考えてみる」「楽しくなってきます」のように異なる文末表現が混在しています。
【修正例4】
「興味を持ったことを自分で調べ、考えてみます。」
上記修正例では、「ですます調」に統一しました。同一の文章内に「ですます調」「である調」などの文末表現が混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいます。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「残り少ない夏休み、大人も加わって家族で自由研究してみるのも楽しいいかもしれません。」」
上記解答例では、「楽しいいかも」が誤入力となります。
【修正例5】
「残り少ない夏休み、大人も加わって家族で自由研究してみるのも楽しいかもしれません。」」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「楽しいかも」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問3 おつまみについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:コンビニ キーワード2:簡単
【解答例1】
「最近ではコンビニでもおつまみの種類が豊富に取り揃えられており、」
「コンビニで簡単にそろうおつまみは、」
上記解答例では文章中に「揃えられて「そろう」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「コンビニで簡単に揃うおつまみは、」
上記修正例では、「揃う(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「家庭で簡単に作れるレシピも多く、コンビニでも手軽に購入できます。お酒のお供として食べるおつまみは、枝豆や豆腐、キムチなどさっぱりとした味が多いです。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例2】
「家庭で簡単に作れるレシピも多く、コンビニでも手軽に購入できます。またお酒のお供として食べるおつまみは、枝豆や豆腐、キムチなどさっぱりとした味が多いです。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「お酒を飲んでいる時、晩御飯のおかずが少し足りない時に何品か追加したことがある方もいらっしやることでしょう。」
上記解答例では、「いらっしやる」が誤入力となります。
【修正例3】
「お酒を飲んでいる時、晩御飯のおかずが少し足りない時に何品か追加したことがある方もいらっしゃることでしょう。」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「いらっしゃる」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「むしろ簡単にキャベツと塩昆布を和えたものやきゅうりとキムチを合わせたものなどでいいのです。難しく考えず、家にあるもので作ってしまえばいいのです。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例4】
「むしろ簡単にキャベツと塩昆布を和えたものやきゅうりとキムチを合わせたものなどでいいのです。さらに難しく考えず、家にあるもので作ってしまえばいいのです。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう接続詞の追加を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「それも面倒な時はコンビニという便利なお店が今はあるのでそこを利用しましょう。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例5】
「それも面倒な時は、コンビニという便利なお店が今はあるのでそこを利用しましょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
問4 副業のメリット・デメリットについて320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「最初に副業のメリット、デメリットを検討してからスタートするのがよいでしょう。」
「まずは副業としてチャレンジしてみるのがいいのではないでしょうか。」
上記解答例では文章中に「よい」「いい」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「まずは副業としてチャレンジしてみるのがよいのではないでしょうか。」
上記修正例では、「よい」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「副業のメリットは、収入が増える点です。日常生活では、家賃や食費、光熱費の支払いなどがあります。子どもがいるなら養育費や教育費も必要です。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例2】
「副業のメリットは、収入が増える点です。日常生活では、家賃や食費、光熱費の支払いなどがあり、子どもがいるなら養育費や教育費も必要です。」
上記修正例では文意を鑑みながら、3つの短文を2文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
【解答例3】
「別の仕事を通じて新しい知識が身につき、本業へのスキルアップにも繋がります。」
「そして、そこから得た知識や経験は自身のスキルとして一生身に付きます。」
上記解答例では文章中に「身につき」「身に付きます」のように異なる表現が混在しております。
【修正例3】
「そして、そこから得た知識や経験は自身のスキルとして一生身につきます。」
上記修正例では、「身につきます(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「時間管理が難しく本業と副業との両立で荷重労働になりがちです。」
上記解答例では、「荷重労働」が誤変換となります。
【修正例4】
「時間管理が難しく本業と副業との両立で過重労働になりがちです。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「過重労働」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「副業を成功されるためには、まず、小さく始める、スキルアップ型の副業を選ぶことです。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例5】
「副業を成功されるためにはまず、小さく始める、スキルアップ型の副業を選ぶことです。」
上記修正例では、文意を鑑みて修正し、多用された読点を外す形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、接続詞の使い方誤字脱字や誤変換、異なる文末表現、短文や箇条書きのような表現などが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第118回本試験ライティング問題の総評
第118回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第118回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第118回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 ケーキについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:フルーツ 2:手作り
【解答例1】
「ケーキを嫌いな方はほとんどいないのではないでしょうか。イチゴやマンゴー等のフルーツが飾られたり、生クリームで模様が描かれたりと、見ているだけでわくわくしてきます。」
上記解答例は、主語が不明確となっております。
【修正例1】
「ケーキを嫌いな方はほとんどいないのではないでしょうか。イチゴやマンゴー等のフルーツが飾られたり、生クリームで模様が描かれたりと、ケーキを見ているだけでわくわくしてきます。」
上記修正例では、「ケーキを」を追記することでこの文章の主語を明確にし、文意が通るよう修正いたしました。1文中で主語が不明確になると文章としては不完全となり、口語(話し言葉)のように読者に取られかねません。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「ちょっとした工夫で、特別なひとときを演出することができます。お祝いごとや休日のおやつにもぴったりで、食卓がパッと華やぎます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例2】
「ちょっとした工夫で、特別なひとときを演出することができます。そしてお祝いごとや休日のおやつにもぴったりで、食卓がパッと華やぎます。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「家族と一緒に作れば、思い出に残るスイーツタイムになります。」
上記解答例では、1文に助詞である「に」が多用された文章です。
【修正例3】
「家族と一緒に作れば、思い出に残るスイーツタイムとなります。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「ケーキは私の日常を華やかにしてくれる特別なお菓子と言っても過言ではないでしょう。」
上記解答例は 「私の日常を」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例5】
「市販のケーキも便利ですが、手作りすることで好みの甘さや材料を選べる自由さがあります。家族や友人の笑顔を想像しながら作るケーキには、温かみが込められています。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例5】
「市販のケーキも便利ですが、手作りすることで好みの甘さや材料を選べる自由さがあります。また家族や友人の笑顔を想像しながら作るケーキには、温かみが込められています。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
問2 水着について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:海 キーワード2:日焼け
【解答例1】
「また、最近では日焼けが健康に良くないと言われていることから、紫外線をカットする素材が用いられことも多くなっています。」
上記解答例では、「用いられこと」が誤入力となります。
【修正例1】
「また、最近では日焼けが健康に良くないと言われていることから、紫外線をカットする素材が用いられることも多くなっています。」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「用いられること」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「水着を購入する際のポイントは様々で、デザインを重視する人もいれば、素材や機能性を求める人も見られます。」
上記解答例では、1文に助詞である「を」が多用された文章です。
【修正例2】
「水着を購入する際のポイントは様々で、デザイン重視の人もいれば、素材や機能性を求める人も見られます。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「近年は、体系カバーに配慮したデザインやトレンドカラーを取り入れた水着が多く展開されています。」
上記解答例では、「体系」が誤変換となります。
【修正例3】
「近年は、体型カバーに配慮したデザインやトレンドカラーを取り入れた水着が多く展開されています。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「体型」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「海開きやプール開きのシーズンになると、水着を新調したいと考える人は多いのではないでしょうか。」
「最近は水着売り場から遠ざかっていたという方も、久しぶりに覗いてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例では文章中に「人」「方」のように異なる表現が混在しております。
【修正例4】
「海開きやプール開きのシーズンになると、水着を新調したいと考える方は多いのではないでしょうか。」
上記修正例では、「方」に統一しました。同一の文章内に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「新しい水着を選ぶと、海に出かけたくなる気持ちが高まります。」
「お気に入りのデザインに身を包めば、気分も自然と上がりますね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例5】
「お気に入りのデザインに身を包めば、気分も自然と上がることでしょう。」
上記修正例では「上がりますね」の口語表現を「上がることでしょう」という文語表現に修正を行いました。
このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
問3 推し活について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:イベント キーワード2:アイテム
【解答例1】
「推し活は、日々の生活に彩りを与えてくれる大切な時間です。」
「イベント限定のアイテムを手に入れる瞬間は、特別な喜びがありますね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例1】
「イベント限定のアイテムを手に入れる瞬間は、特別な喜びがあるのではないでしょうか。」
上記修正例では「ありますね」の口語表現を「あるのではないでしょうか」という文語表現に修正を行いました。
このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例2】
「芸能人やアニメキャラクター、アイドルグループなどが対象となる場合が多く、近年ではその文化が世代を問わず浸透しています。」
上記解答例では、1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例2】
「芸能人やアニメキャラクター、アイドルグループなどを対象とする場合が多く、近年ではその文化が世代を問わず浸透しています。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「特にイベントの開催時には、限定アイテムや新情報が発表されることもあり、ワクワク感が高まります。事前に準備を整えておけば、当日をより充実して過ごせます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例3】
「特にイベントの開催時には、限定アイテムや新情報が発表されることもあり、ワクワク感が高まります。そして事前に準備を整えておけば、当日をより充実して過ごせます。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「ファンミーティング等のイベントは推し活の最高の場所となっています。」
上記解答例では、1文に助詞である「の」が多用された文章です。
【修正例4】
「ファンミーティング等のイベントは推し活にとって最高の場所となっています。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「イベントに参加して推しの姿を直接見ることが出来るのは、ファンにとって最高のご褒美です。」
「お気に入りのグッズを身につけて応援することで、より一層推しとのつながりを感じることができます。」
上記解答例では文章中に「出来る」「できます」のように異なる表現が混在しております。
【修正例5】
「イベントに参加して推しの姿を直接見ることができるのは、ファンにとって最高のご褒美です。」
上記修正例では、「できる(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問4 ビジネスマナーの基本について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「しかし、職場内での業務は言うに及ばず、対外的な仕事においてもビジネスマナーを欠くことはできません。」
「仕事は一人では出来ません。」
上記解答例では文章中に「できません」「出来ません」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「仕事は一人ではできません。」
上記修正例では、「できません(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「さらに、電話対応や来客対応、会議時の席次への配慮など、あらゆる場面での対応力が信頼につながります。ビジネスマナーは一度覚えて終わりではなく、常に相手や状況に応じて磨き続ける姿勢と柔軟さが大切です。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例2】
「さらに、電話対応や来客対応、会議時の席次への配慮など、あらゆる場面での対応力が信頼につながります。そしてビジネスマナーは一度覚えて終わりではなく、常に相手や状況に応じて磨き続ける姿勢と柔軟さが大切です。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「ビジネスマナーの基本を抑えることは、職場での円滑な人間関係や業務の効率化につながります。」
上記解答例では、「抑える」が誤変換となります。
【修正例3】
「ビジネスマナーの基本を押さえることは、職場での円滑な人間関係や業務の効率化につながります。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「押さえる」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「小さな行動の積み重ねが、社会人としての評価に繋がります。」
「職場での円滑な人間関係や業務の効率化につながります。」
上記解答例では文章中に「繋がります」「つながります」のように異なる表現が混在しております。
【修正例4】
「職場での円滑な人間関係や業務の効率化に繋がります。」
上記修正例では、「繋がります(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「職場や取引先との関係を円滑に進める上で欠かせないものであり、新入社員だけでなく全てのビジネスパーソンに求められます。」
上記解答例では、1文に助詞である「で」が多用された文章です。
【修正例5】
「職場や取引先との関係を円滑に進める上で欠かせないものとして、新入社員だけでなく全てのビジネスパーソンに求められます。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、接続詞の使い方誤字脱字や誤変換、異なる文末表現などが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第117回本試験ライティング問題の総評
第117回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第117回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第117回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 ソーシャルゲームについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:スマホ 2:課金
【解答例1】
「ソーシャルゲームはスマホの普及と共に発展してきており、現代社会においては殆どの人間がスマホを所持していることが、サービスの拡大を後押ししています。」
上記解答例では、1文に助詞である「の」が多用された文章です。
【修正例1】
「ソーシャルゲームはスマホの普及と共に発展してきており、現代社会においては殆どの人間がスマホを所持していることが、サービス拡大を後押ししています。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「アプリと一口に言っても、様々な種類のものがありますね。」
「勝敗を楽しむものもあれば、頭の体操になるような実質的なものもあります。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例2】
「アプリと一口に言っても、様々な種類のものがあります。」
上記修正例では「ありますね」の口語表現を「あります」という文語表現に修正を行いました。
このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例3】
「それらのアプリは基本プレイ無料のものが多く、スマホを持っている中学生、高校生でも気軽に遊ぶことができますが、ゲーム内課金のトラブルも後を絶ちません。」
上記解答例では、1文に助詞である「の」「が」が多用された文章です。
【修正例3】
「それらのアプリは基本プレイ無料のものが多く、スマホを持っている中学生、高校生でも気軽に遊ぶことはできますが、ゲーム内課金によるトラブルも後を絶ちません。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「ソーシャルゲームは、スマホを使って手軽に遊べることから、多くの人に親しまれているジャンルだと考えています。」
上記解答例は 「ジャンルだと考えています」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例5】
「プレイヤーは快適なゲーム体験のため課金を行いますが、過度な課金により金銭的負担が生じてしまい、実生活に悪影響を及ぼすことがあるのです。」
上記解答例では、1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例5】
「プレイヤーは快適なゲーム体験のため課金を行いますが、過度な課金により金銭的負担が生じてしまい、実生活に悪影響を及ぼすこともあるのです。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問2 マラソンについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:靴 キーワード2:ペース
【解答例1】
「完走するためには日ごろからトレーニングを行い、自分の体力に合ったペースを保つことが重要です。マラソンは他のスポーツと比べ金銭的負担が少なく、始めやすいことがメリットの一つです。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例1】
「完走するためには日ごろからトレーニングを行い、自分の体力に合ったペースを保つことが重要です。そしてマラソンは他のスポーツと比べ金銭的負担が少なく、始めやすいことがメリットの一つです。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「走ることが好きになり健康管理の一貫として、日常生活にマラソンを取り入れている方もいることでしょう。」
上記解答例では、「一貫」が誤変換となります。
【修正例2】
「走ることが好きになり健康管理の一環として、日常生活にマラソンを取り入れている方もいることでしょう。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「一環」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「マラソンに参加するのであれば、どうやったら最後まで走れるのかを事前に考えておく必要があります。革靴のような走ることに向いていないものを履いて参加するのは無謀です。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例3】
「マラソンに参加するのであれば、どうやったら最後まで走れるのかを事前に考えておく必要があります。例えば革靴のような走ることに向いていないものを履いて参加するのは無謀です。」
上記修正例では、接続詞「例えば」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「靴擦れを起こさないように靴のサイズを入念に確認する、新品であれば履きならすなどの準備を行うことも必要です。」
上記解答例では、1文に助詞である「を」が多用された文章です。
【修正例4】
「靴擦れを起こさないように靴のサイズは入念に確認する、新品であれば履きならすなどの準備を行うことも必要です。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「マラソンは体力だけでなく、計画的な走りが求められるスポーツだと考えています。」
上記解答例は 「ジャンルだと考えています」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
問3 虫よけスプレーについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:外出 キーワード2:効果
【解答例1】
「スプレータイプは広範囲に散布しやすく、手を汚すことなく使用できる点も魅力です。一定時間しっかりと効果を発揮しますが、汗や水などにより効果が薄れることもあるため、こまめな追加使用は必要です。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例1】
「スプレータイプは広範囲に散布しやすく、手を汚すことなく使用できる点も魅力です。ただし一定時間しっかりと効果を発揮しますが、汗や水などにより効果が薄れることもあるため、こまめな追加使用は必要です。」
上記修正例では、接続詞「ただし」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「気を付けなければいけないのは、虫よけスプレーにも色々な種類があり、虫によっては効果が無い場合もあるという事だ。」
「虫刺され対策を万全にすることでより安心して外出が出来るだろう。」
上記解答例では文章中に「事」「こと」のように異なる表現が混在しております。
【修正例2】
「気を付けなければいけないのは、虫よけスプレーにも色々な種類があり、虫によっては効果が無い場合もあるということだ。」
上記修正例では、「こと(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「日本には、梅雨がありますね。毎日雨が降って憂鬱になりがちです。」
「そんな梅雨時期でも、気分を変えて傘を新調してみるのもいいですよ。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例3】
「そんな梅雨時期でも、気分を変えて傘を新調してみるのもいいでしょう。」
上記修正例では「いいですね」の口語表現を「いいでしょう」という文語表現に修正を行いました。
このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例4】
「買い物や散歩など少しの外出でも、家に帰ってきたら虫に刺されていた、という経験の方は多いのではないでしょうか。」
上記解答例では、動詞の使い方として誤りがあります。
【修正例4】
「買い物や散歩など少しの外出でも、家に帰ってきたら虫に刺されていた、という経験のある方は多いのではないでしょうか。」
解答例では、「経験」という名詞が動詞的表現で使用されております。そのため上記修正例では動詞「ある」を組み合わせる表現にいたしました。動詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「山の中に遊びに行くと、ブユやマダニといった凶悪な害虫の被害に遭う可能性があります。」
上記解答例では、1文に助詞である「に」が多用された文章です。
【修正例5】
「山の中へ遊びに行くと、ブユやマダニといった凶悪な害虫の被害に遭う可能性があります。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問4 梅雨の季節の快適な過ごし方について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「そして、梅雨時の持ち物といえば傘や合羽、レインブーツが挙げられますが、近年はデザインもカラーも種類が豊富です。」
上記解答例では、1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例1】
「そして、梅雨時の持ち物といえば傘や合羽、レインブーツが挙げられますが、近年はデザインもカラーも種類は豊富です。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「梅雨になると、じめじめとした湿気の高さにより、体が重く感じたり、不快感を覚える人が増えてきます。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「梅雨になると、じめじめとした湿気の高さにより、体が重く感じたり、不快感を覚えたりする人が増えてきます。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「エアコンや除湿器を上手に使い、空気の循環を促すことで、カビやニオイの発生を防ぎながら快適な空間を保つことができます。」
上記解答例では、1文に助詞である「を」が多用された文章です。
【修正例3】
「エアコンや除湿器を上手に使い、空気の循環を促すことで、カビやニオイの発生も防ぎながら快適な空間が保てます。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「他にもさまざまな除湿方法があるので、ぜひこれらを活用して梅雨を快適に過ごしてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例4】
「他にもさまざまな除湿方法があるので、ぜひこれらを活用して梅雨を快適に過ごしてみてください。」
副詞「ぜひ」に対しては、「~ほしい/ください」のような願望を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「過ごしてみてください」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「だからこそ、梅雨の時期を快適に過ごすために私が欠かせないものが、室内用の除湿器です。」
上記解答例は 「私が欠かせないものが」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、接続詞の使い方誤字脱字や誤変換、短文、係り受けの違いなどが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第116回本試験ライティング問題の総評
第116回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第116回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第116回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 パスポートについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:海外 2:期限
【解答例1】
「パスポートには偽造や紛失などへのセキュリティ対策が重要ですが、生体認証技術を組み込んだ電子パスポートも導入され、セキュリティが強化されています。」
上記解答例では、1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例1】
「パスポートには偽造や紛失などへのセキュリティ対策が重要ですが、生体認証技術を組み込んだ電子パスポートも導入され、セキュリティは強化されています。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「皆さんは、海外に旅行に行かれたりするでしょうか。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「皆さんは、海外に旅行に行かれることはあるでしょうか。」
上記修正例では「~たり」を削除する形で修正し、文意を鑑みて調整いたしました。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「ですので、もし海外に行かれる予定がある方は、パスポートの期限を確かめて、早めの準備をしていきましょう。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例3】
「ですので、もし海外に行かれる予定があるなら、パスポートの期限を確かめて、早めの準備をしていきましょう。」
副詞「もし」に対しては、「~なら/たら」のような仮定条件を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「予定があるなら」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「旅行や出張などで海外に行かれる機会が多い人は」
「もし海外に行かれる予定がある方は」
上記解答例では同一文章中に「人」「方」のように異なる表現が混在しております。
【修正例4】
「旅行や出張などで海外に行かれる機会が多い方は」
上記修正例では、「方」に統一しました。同一の文章内に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「パスポートは海外旅行において必須の持ち物であり、また、身分証明書の一つでもあります。パスポートは一度作ってしまえばずっとそのまま使い続けられるものではなく、定期的な更新が必要になります。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例5】
「パスポートは海外旅行において必須の持ち物であり、また、身分証明書の一つでもあります。ただしパスポートは一度作ってしまえばずっとそのまま使い続けられるものではなく、定期的な更新が必要になります。」
上記修正例では、接続詞「ただし」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
問2 高速バスについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:安価 キーワード2:夜行
【解答例1】
「距離異動で問題となるのがトイレですが、」
上記解答例では、「異動」が誤変換となります。
【修正例1】
「距離移動で問題となるのがトイレですが、」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤変換を修正しました。「移動」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「サービスエリアでトイレ休憩をとったりでき、夜行バスではトイレが備え付けられているものも多いです。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「サービスエリアでトイレ休憩をとることができ、夜行バスではトイレが備え付けられているものも多いです。」
上記修正例では「~たり」を削除する形で修正し、文意を鑑みて調整いたしました。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「また、深夜の時間帯であっても運行している夜行の高速バスもあり、朝一番に目的地に着きたい場合にも役立ちます。高速バス内では、トイレなどをはじめとした車内で快適に過ごせる設備が整えられており、長時間の移動でも安心して過ごすことができます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例3】
「また、深夜の時間帯であっても運行している夜行の高速バスもあり、朝一番に目的地に着きたい場合にも役立ちます。そして高速バス内では、トイレなどをはじめとした車内で快適に過ごせる設備が整えられており、長時間の移動でも安心して過ごすことができます。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「高速バスは予約制なので、旅行会社窓口やインターネット、コンビニなどで行い、当日まで乗車券を大切に保管しておきましょう。」
上記解答例は、主語が不明確となっております。
【修正例4】
「高速バスは予約制なので、旅行会社窓口やインターネット、コンビニなどで予約を行い、当日まで乗車券を大切に保管しておきましょう。」
上記修正例では、「予約を」を追記することでこの文章の主語を明確にし、文意が通るよう修正いたしました。1文中で主語が不明確になると文章としては不完全となり、口語(話し言葉)のように読者に取られかねません。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例5】
「この夜行バスは、バスの中で一泊するため、宿泊費の節約にも繋がり、体力がある一方で金銭的な余裕がない若者たちにとっては、遠方の行楽地に遊びに行く有益な交通手段となっています。」
上記解答例では、1文に助詞である「の」「に」が多用された文章です。
【修正例5】
「この夜行バスは、バスで一泊するため、宿泊費の節約にも繋がり、体力がある一方で金銭的な余裕がない若者たちにとっては、遠方の行楽地へ遊びに行く有益な交通手段となっています。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問3 新聞配達について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:アルバイト キーワード2:早朝
【解答例1】
「決められた時間、決められた場所に正確配達するので遅刻やミスが許されません。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例1】
「決められた時間、決められた場所に正確に配達するので遅刻やミスが許されません。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「に」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「朝刊であれば新聞を配達するのは深夜から早朝にかけてといった暗く危険が高い時間帯です。」
上記解答例では、「危険が高い」が誤入力となります。
【修正例2】
「朝刊であれば新聞を配達するのは深夜から早朝にかけてといった暗く危険度が高い時間帯です。」
高さ低さを表現するにあたっては、「危険」ではなく「危険度」のほうが相応しいです。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「危険度が高い」という表現に修正を行いました。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「進んだ現代の情報社会においても、紙媒体の新聞は底堅い人気と支持に支えられています。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例3】
「進んだ現代の情報社会においても、紙媒体の新聞は底堅い人気に支えられています。」
「支持」は、支えること意味する名詞であるので、「支持に支えられています」では「支える」の表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。また特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「単純に高収入だけに目を向けず、自分の体と相談した上でアルバイトを行うか否かを考えましょう。」
上記解答例では、1文に助詞である「を」が多用された文章です。
【修正例4】
「単純に高収入だけに目を向けず、自分の体と相談した上でアルバイトするか否かを考えましょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「地道にコツコツとバイトがしたい、短時間で効率よく働きたいなどと考えてみえる人は一度、新聞配達をしてみることも考えてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例では、「考えてみえる」が誤入力となります。
【修正例5】
「地道にコツコツとバイトがしたい、短時間で効率よく働きたいなどと考えている人は一度、新聞配達をしてみることも考えてみてはいかがでしょうか。」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「考えている」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問4 ランチ代の節約について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「ランチ代を節約する方法はいくつかあります。まず外食は月に一度か二度までに減らします。できれば外食を控えます。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例1】
「ランチ代を節約する方法はいくつかあります。まず外食は月に一度か二度までに減らし、できれば外食を控えます。」
上記修正例では文意を鑑みながら、3つの短文を2文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
【解答例2】
「次に買う物はコンビニのものでなく、スーパーや惣菜店のものにします。」
上記解答例では1文中に「物」「もの」のように異なる表現が混在しております。
【修正例2】
「次に買うものはコンビニのものでなく、スーパーや惣菜店のものにします。」
上記修正例では、「もの(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「ランチ代の節約については、大きく3つの方法があると考えられます。
一つ目は、お弁当を持参することです。手作り弁当は、栄養バランスを整えやすく、健康的で経済的にも優れています。
二つ目は、外食を控えることです。ランチに外食をしないだけで、費用を抑えることができます。
三つ目は、お得な外食の機会を利用することです。ランチパスポートや特別割引、クーポンなどを活用すれば、外食でも節約できます。」
上記解答例は、箇条書きの表現となってしまっております。
箇条書きでの記載は、見た目はスッキリしていますが、文章としては内容が薄くなってしまいがちです。そのため、クラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くあります。そして試験でも大きな減点対象となってしまいますので、箇条書きではなくしっかりと文章を作成するよう心がけましょう。
【解答例4】
「節約をするに辺り、ランチ代に使うお金を減らそうと考える方も多いのではないでしょうか。」
上記解答例では、「辺り」が誤変換となります。
【修正例4】
「節約をするにあたり、ランチ代に使うお金を減らそうと考える方も多いのではないでしょうか。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「あたり」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「その分を、できるだけ好きなことに回すためには、お金の使い方を工夫しなければなりません。節約術として、料理ができる方はお弁当やおにぎりを作って持っていくといった方法が挙げられます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例5】
「その分を、できるだけ好きなことに回すためには、お金の使い方を工夫しなければなりません。例えば節約術として、料理ができる方はお弁当やおにぎりを作って持っていくといった方法が挙げられます。」
上記修正例では、接続詞「例えば」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、接続詞の使い方誤字脱字や誤変換、短文、不明確な主語表現、箇条書きの表現などが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第115回本試験ライティング問題の総評
第115回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第115回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第115回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 ゲームセンターについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:景品 2:種類
【解答例1】
「そのようなときでも、係員に相談すれば位置を調節してもらったりするなどの助けが得られることもあるので、気軽に声をかけてみましょう。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例1】
「そのようなときでも、係員に相談すれば位置を調節してもらうなどの助けが得られることもあるので、気軽に声をかけてみましょう。」
上記修正例では「~たり」を削除する形で修正し、文意を鑑みて調整いたしました。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「一回のプレイに必要な金額が100円などの安価で楽しめるゲームが、」
上記解答例では一文中に「一回」「100円」のように異なる表現が混在しております。
【修正例2】
「1回のプレイに必要な金額が100円などの安価で楽しめるゲームが、」
上記修正例では、「1回(算用数字表記)」に統一しました。同一の文章内に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「ゲームセンターには様々な種類のゲームがありますが、その中でもクレーンゲームが大人気です。」
上記解答例では、一文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例3】
「ゲームセンターには様々な種類のゲームがありますが、その中でもクレーンゲームは大人気です。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「ゲームセンターといえば、やはりUFOキャッチャーが定番です。」
「最近では、人気アニメやキャラクターとコラボした限定景品も多く、コレクター心をくすぐられますね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例4】
「最近では、人気アニメやキャラクターとコラボした限定景品も多く、コレクター心をくすぐられます。」
上記修正例では「くすぐられますね」の口語表現を「くすぐられます」という文語表現に修正を行いました。
このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例5】
「クレーンゲームには様々な景品が、今にも崩れそうなほどに陳列されています。簡単に獲得できそうだと錯覚させられます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例5】
「クレーンゲームには様々な景品が、今にも崩れそうなほどに陳列されています。そのため簡単に獲得できそうだと錯覚させられます。」
上記修正例では、接続詞「そのため」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
問2 ゆるキャラについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:観光地 キーワード2:グッズ
【解答例1】
「具体的な活動では、観光地や名産品などの紹介やイベント参加の際に、地域を広報宣伝しています。有名なゆるキャラの活躍は、地域活性化につながると言われています。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例1】
「具体的な活動では、観光地や名産品などの紹介やイベント参加の際に、地域を広報宣伝しています。また有名なゆるキャラの活躍は、地域活性化につながると言われています。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「このように、ゆるキャラの知名度が高くなれば、その地域のPRにも繋がり、経済効果ももたらすため、その見た目とは裏腹に非常に重要な役割を担っているのです。」
上記解答例では、一文に助詞である「に」が多用された文章です。
【修正例2】
「このように、ゆるキャラの知名度が高くなれば、その地域のPRにも繋がり、経済効果ももたらすため、その見た目とは裏腹にとても重要な役割を担っているのです。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「お気に入りのゆるキャラを探すのも楽しみの一つです。旅の思い出にもぴったりですね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例3】
「お気に入りのゆるキャラを探すのも楽しみの一つです。旅の思い出にもぴったりなのではないでしょうか。」
上記修正例では「ぴったりですね」の口語表現を「ぴったりなのではないでしょうか」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例4】
「どうしてそんなことを知っているのかといえば、私が滋賀県出身だからです。」
上記解答例は 「私が滋賀県出身だからです」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例5】
「ゆるキャラという名の通り、大半は厳つさのないデザインをしており、PR活動を行う際にその愛くるしい外見が効果的に働くこととなる。地域を観光地としてアピールしていく事に用いられ、ゆるキャラの着ぐるみが散歩している光景などの価値を付与するのだ。」
上記解答例では文章中に「こと」「事」のように異なる表現が混在しております。
【修正例5】
「ゆるキャラという名の通り、大半は厳つさのないデザインをしており、PR活動を行う際にその愛くるしい外見が効果的に働く事となる。地域を観光地としてアピールしていく事に用いられ、ゆるキャラの着ぐるみが散歩している光景などの価値を付与するのだ。」
上記修正例では、「事(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問3 ランドセルについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:色 キーワード2:予約
【解答例1】
「現在ではラン活というランドセル購入までの活動の通称があるほど、注目が高い話題でもあります。」
上記解答例では、「注目が高い」が誤入力となります。
【修正例1】
「現在ではラン活というランドセル購入までの活動の通称があるほど、注目度が高い話題でもあります。」
高さ低さを表現するにあたっては、「注目」ではなく「注目度」のほうが相応しいです。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「注目度が高い」という表現に修正を行いました。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「デザインもシンプルなものから可愛い刺繍入りまで様々です。人気のモデルは早い時期に完売してしまうこともあるため、予約して購入する家庭も増えています。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例2】
「デザインもシンプルなものから可愛い刺繍入りまで様々です。ただし人気のモデルは早い時期に完売してしまうこともあるため、予約して購入する家庭も増えています。」
上記修正例では、接続詞「ただし」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「また、目標が達成できないと感じたら目標を下方修正することも大切です。」
「子どものお気に入りを見つけて、毎日の通学が楽しくなるようなランドセル選びをしたいですね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例3】
「子どものお気に入りを見つけて、毎日の通学が楽しくなるようなランドセル選びをしたいものです。」
上記修正例では「したいですね」の口語表現を「したいものです」という文語表現に修正を行いました。
このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例4】
「最近は、様々な色のランドセルがあります。赤と黒だけではありません。パステルカラーもあります。様々なのは色だけではありません。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例4】
「最近は、様々な色のランドセルがあります。赤と黒だけではなくパステルカラーもありますが、様々なのは色だけではありません。」
上記修正例では文意を鑑みながら、4つの短文を2文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
【解答例5】
「今、ピンクのランドセルは珍しくない様です。」
「現代の小学生は、色や価格帯がさまざまなランドセルを選ぶことができる。」
上記解答例では1つの文章の中に「珍しくない様です」「選ぶことができる」のように異なる文末表現が混在しています。
【修正例5】
「今、ピンクのランドセルは珍しくない様だ。」
上記修正例では、「である調」に統一しました。同一の文章内に「ですます調」「である調」などの文末表現が混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいます。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問4 貯金のコツについて320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「また、目的を決めるとモチベーションが上がります。旅行や欲しいものなど、楽しみながら貯金できると長続きしやすくなります。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例1】
「また、目的を決めるとモチベーションが上がります。例えば旅行や欲しいものなど、楽しみながら貯金できると長続きしやすくなります。」
上記修正例では、接続詞「例えば」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「成功させるコツは、あまり大きな金額をはじめに設定するのではなく、目標金額を段階的に決めていくことではないでしょうか。」
「最終的な目標金額が10万円だとしたら、初めに2万円貯める、といった小目標を立てることで、目標へのハードルがぐっと下がるはずです。」
上記解答例では文章中に「はじめに」「初めに」のように異なる表現が混在しております。
【修正例2】
「成功させるコツは、あまり大きな金額を初めに設定するのではなく、目標金額を段階的に決めていくことではないでしょうか。」
上記修正例では、「初めに(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「貯金のコツについて言えること、それは口座を3つに分けることです。3つの口座は以下の通りです。
①給与振込先口座:固定費の引き落とし口座としても使用。紐付いているクレジットカードに鋏を入れておく。
②生活費口座:支払用デビットカードと紐付け、現金を引き落とす。
③貯金口座:キャッシュカード、通帳、アカウント全てに鋏を入れて振込むことしかできなくする。」
上記解答例は、箇条書きの表現となってしまっております。
箇条書きでの記載は、見た目はスッキリしていますが、文章としては内容が薄くなってしまいがちです。そのため、クラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くあります。そして試験でも大きな減点対象となってしまいますので、箇条書きではなくしっかりと文章を作成するよう心がけましょう。
【解答例4】
「貯金を継続的を行わない場合は、結果にバラつきが出てしまいがちである。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例4】
「貯金を継続的に行わない場合は、結果にバラつきが出てしまいがちである。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「しかし、節約をやりすぎるとストレスが溜まったり、生活がマンネリ化する原因にもなります。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例5】
「しかし、節約をやりすぎるとストレスが溜まったり、生活がマンネリ化したりする原因にもなります。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、接続詞の使い方誤字脱字や誤変換、異なる文末表現、箇条書きの表現などが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第114回本試験ライティング問題の総評
第114回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第114回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第114回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 防犯グッズについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:女性 2:アラーム
【解答例1】
「そんな時は、やはり防犯グッズが頼りです。防犯カメラや、防犯センサー、防犯アラームなどがあります。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例1】
「そんな時は、やはり防犯グッズが頼りです。例えば防犯カメラや、防犯センサー、防犯アラームなどがあります。」
上記修正例では、接続詞「例えば」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「特に、防犯アラームはひもを惹くだけで大きな音が鳴り、」
上記解答例では、「惹く」が誤変換となります。
【修正例2】
「特に、防犯アラームはひもを引くだけで大きな音が鳴り、」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤変換を修正しました。「引く」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「今まさに危険が起ころうとしていることを周囲の人に危険を知らせる効果があります。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例3】
「今まさに危険が起ころうとしていることを周囲の人に知らせる効果があります。」
上記解答例では、1文中に複数回「危険」という表現が行われているため、文意が伝わり難くなってしまっております。そのため上記修正例では文意を鑑みて「危険」の表現を減らす形に修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例4】
「防犯グッズは皆さんなにかお持ちでしょうか?。」
上記解答例では、疑問符と句点の使い方に誤りがあります。
【修正例4】
「防犯グッズは皆さんなにかお持ちでしょうか。」
疑問符(?)や感嘆符(!)は、文末では単独で記載する符号です。また句点(。)についても同様で、これらを同時に文末で使用することはできません。このような表現は読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例5】
「犯罪に巻き込まれないためにどうすればよいか。」
「侵入検知と同時にアラームが鳴り周囲に異常を知らせる機能があります。」
上記解答例では1つの文章の中に「どうすればよいか」「機能があります」のように異なる文末表現が混在しています。
【修正例5】
「犯罪に巻き込まれないためにどうすればよいでしょうか。」
上記修正例では、「ですます調」に統一しました。同一の文章内に「ですます調」「である調」などの文末表現が混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいます。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問2 卒業式について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:涙 キーワード2:服装
【解答例1】
「卒業することで、今まで毎日のように共に過ごしていた仲間と会う機会が減るので寂しく感じ、楽しかった日々を思い出すと涙が出たという経験がある方もいるでしょう。」
上記解答例では、1文に助詞である「と」「が」が多用された文章です。
【修正例1】
「卒業することで、今まで毎日のように共に過ごしていた仲間と会う機会が減るので寂しく感じる方もいるのではないでしょうか。また楽しかった日々を思い出すと涙が出たという経験がある方もいるでしょう。」
上記修正例では、自然な形で2文に分けることで助詞の数を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「式典では、校長先生や来賓からの祝辞、卒業生の答辞、合唱などが行われます。卒業生は喜びや悲しみ、感謝などのさまざまな感情の中で、時には涙を流しながら学び舎を後にします。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例2】
「式典では、校長先生や来賓からの祝辞、卒業生の答辞、合唱などが行われます。そして卒業生は喜びや悲しみ、感謝などのさまざまな感情の中で、時には涙を流しながら学び舎を後にします。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「以前購入したものを、着回しする。という方や、毎回購入する。という方もいらっしゃいます。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例3】
「以前購入したものを、着回しするという方や、毎回購入するという方もいらっしゃいます。」
上記修正例では文意を鑑みながら、3つの短文を1文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
【解答例4】
「卒業式の前に和装の気付けや」
上記解答例では、「気付け」が誤変換となります。
【修正例4】
「卒業式の前に和装の着付けや」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤変換を修正しました。「着付け」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「友達と過ごした学校生活や頑張ってきた部活動の経験は、貴方にとってかけがえのないものになるでしょう。卒業式では感極まって、涙が出てしまうかもしれませんが、良い思い出になるでしょう。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例5】
「友達と過ごした学校生活や頑張ってきた部活動の経験は、貴方にとってかけがえのないものになるでしょう。また卒業式では感極まって、涙が出てしまうかもしれませんが、良い思い出になるでしょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう接続詞の追加を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問3 充電器について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:スマホ キーワード2:外出
【解答例1】
「支払いをするときやナビを見るとき、また災害の時にも役に立つ」
上記解答例では1文中に「とき」「時」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「支払いをするときやナビを見るとき、また災害のときにも役に立つ」
上記修正例では、「とき(ひらがな表記)」に統一しました。同一の文内に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「どうしても気になるのが、スマホのバッテリーの残量が心配になりがちです。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例2】
「どうしても気になるのが、スマホのバッテリーの残量が少なくなることです。」
上記解答例では、スマホのバッテリー残量が気になることを表現しようとしております。しかし「気になる」と「心配になりがち」という、同じような意味が表現されたため、文意が伝わり難くなっております。そのため上記修正例では、文意を鑑み、気になることをシンプルに表現するよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまう文章になりますので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例3】
「充電器を忘れてしまった場合でも、モバイルバッテリーをレンタルできたり、他の端末から充電出来たりする方法もあります。」
上記解答例では1文中に「できたり」「出来たり」のように異なる表現が混在しております。
【修正例3】
「充電器を忘れてしまった場合でも、モバイルバッテリーをレンタル出来たり、他の端末から充電出来たりする方法もあります。」
上記修正例では、「出来たり(漢字表記)」に統一しました。同一の文内に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「特にスマホは毎日持ち歩くものであるため、充電することが欠かせない機器です。」
「外出時には、これらの方法もぜひ参考にしてみてくださいね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例4】
「外出時には、これらの方法もぜひ参考にしてみてください。」
上記修正例では「くださいね」の口語表現を「ください」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例5】
「有線接続タイプの充電器は、充電しながらスマホを操作したり通話したりすることができるのでとても便利です、しかし、ケーブルの紛失や外出時に忘れてしまうと充電できないデメリットがあります。」
上記解答例は、句点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例5】
「有線接続タイプの充電器は、充電しながらスマホを操作したり通話したりすることができるのでとても便利です。しかし、ケーブルの紛失や外出時に忘れてしまうと充電できないデメリットがあります。」
上記修正例では、本来句点がされるべきところに読点が使用されておりましたので、文意を鑑みて修正いたしました。句点や読点が適切に使われていない文章は読者へ読み難さを与えてしまいますので注意が必要です。
問4 子供の憧れる職業について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「他にも、子供たちが未来への夢を描きながら、困難に立ち向かう勇気を育んでいく助けとなる職業があります。」「それぞれの子供の成長に合わせ、自分自身の特性に気づき、実現に向けて努力できるよう、教師も親も大切な役割を果たしてゆくことが必要です。」
上記解答例では文章中に「いく」「ゆく」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「それぞれの子供の成長に合わせ、自分自身の特性に気づき、実現に向けて努力できるよう、教師も親も大切な役割を果たしていくことが必要です。」
上記修正例では、「いく」に統一しました。文章内に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「この世代に人気の職業はスポーツ選手、保育士、パティシエなど、テレビで見たもの、生活で出会のようなのような身近な職業への憧れが多くあげられます。」
上記解答例では、「出会のようなのような」が誤入力となります。
【修正例2】
「この世代に人気の職業はスポーツ選手、保育士、パティシエなど、テレビで見たもの、生活で出会ったもののような身近な職業への憧れが多くあげられます。」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「出会ったもののような」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「さらに、パティシエ、漫画家、イラストレーターなどのクリエイティブな職業は、子供たちの創造性をくすぐられる職業として、」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例3】
「さらに、パティシエ、漫画家、イラストレーターなどのクリエイティブな職業は、子供たちの創造性をくすぐる職業として、」
上記解答例では、主語を「職業」とした、子供たちの創造性をくすぐる職業について説明する内容となっています。しかし「くすぐられる」という表現は、子供を主語とした表現になるため、1文中に主語が2つ表現されてしまいます。そのため上記修正例では文意を鑑みて、文中の主語が「職業」となるよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例4】
「そうやって育った子供達は自然と動画に登場する人物を見て、興味を持ち、自分もそうなりたいと思う子供達が多いのでしょう。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例4】
「そうやって育った子供達の多くは自然と動画に登場する人物を見て、興味を持ち、自分もそうなりたいと思うのでしょう。」
上記解答例では、1文中に主語である「子供達」が2か所記載されているため、文意が伝わり難くなってしまっております。そのため上記修正例では文意を鑑みて主語の表現を1か所にする形で修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例5】
「男子小学生では、野球やサッカーといったスポーツ選手が昔と変わらずに上位にランクインしており、女子小学生に関しても、美容師や看護師などは現代でも人気のある職業です。」
上記解答例では、1文に助詞である「に」が多用された文章です。
【修正例5】
「男子小学生では、野球やサッカーといったスポーツ選手が昔と変わらず上位にランクインしており、女子小学生に関しても、美容師や看護師などは現代でも人気のある職業です。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、表現のねじれなどが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第113回本試験ライティング問題の総評
第113回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第113回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第113回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 ひな祭りについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:イベント 2:お祝い
【解答例1】
「ケース飾りや収納飾りなど様々な種類があり、デザインも豊富なので、ぜひ一度どんなひな人形があるか調べてみるのはいかがでしょうか。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例1】
「ケース飾りや収納飾りなど様々な種類があり、デザインも豊富なので、ぜひ一度どんなひな人形があるか調べてみてください。」
副詞「ぜひ」に対しては、「~ほしい/ください」のような願望を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「調べてみてください」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「ひな人形を飾る風習は今でも続ていますが、」
上記解答例では、「続ていますが」が誤入力となります。
【修正例2】
「ひな人形を飾る風習は今でも続いていますが、」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「続いていますが」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「現在では、家族や友人と楽しい時間を過ごす機会としても大切にされており、日本の春を感じる風物詩となっています。」
上記解答例では、1文に助詞である「と」が多用された文章です。
【修正例3】
「現在では、家族や友人と楽しい時間を過ごす機会としても大切にされており、日本の春を感じる風物詩になっています。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「家庭では、ひな人形を飾り、ちらし寿司やひなあられなどの特別な料理を楽しむのが一般出来です。」
上記解答例では、「一般出来」が誤入力となります。
【修正例4】
「家庭では、ひな人形を飾り、ちらし寿司やひなあられなどの特別な料理を楽しむのが一般的です。」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「一般的」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「家庭では、ひな人形を飾り、豪華な雛壇に並べて、厄除けや幸せを願います。ひな人形は、平安時代の宮廷を模したものが多く、豪華で精緻な装飾が特徴です。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例5】
「家庭では、ひな人形を飾り、豪華な雛壇に並べて、厄除けや幸せを願います。またひな人形は、平安時代の宮廷を模したものが多く、豪華で精緻な装飾が特徴です。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
問2 名刺について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:素材 キーワード2:マナー
【解答例1】
「名刺を渡すことで、相手に自分の名前や肩書、連絡先を伝えるだけでなく、所属する会社の信頼性やブランドイメージを伝えることができます。」
上記解答例では、1文に助詞である「を」が多用された文章です。
【修正例1】
「名刺を渡すことで、相手に自分の名前や肩書、連絡先を伝えるだけでなく、所属する会社の信頼性やブランドイメージが伝えられます。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「また、様々な素材があることはご存知でしょうか。例えば透明なフィルムだったり、金属板にするなど、様々な素材があります。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「また、様々な素材があることはご存知でしょうか。例えば透明なフィルムにする、金属板にするなど、様々な素材があります。」
上記修正例では「~たり」を削除する形で修正し、文意を鑑みて調整いたしました。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「高級感の和紙などのものもあり、デザインよって印象が大きくかわります。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例3】
「高級感の和紙などのものもあり、デザインによって印象が大きくかわります。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「に」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「名刺はビジネスシーンにおいて、重要な役割を果たします。名刺交換は大切なビジネスマナーの一つとされており、相手との信頼関係を築くための第一歩であるとも言えます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例4】
「名刺はビジネスシーンにおいて、重要な役割を果たします。そして名刺交換は大切なビジネスマナーの一つとされており、相手との信頼関係を築くための第一歩であるとも言えます。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例5】
「素材選びは慎重に行い、質の良い紙や特殊な加工することで、相手に与える印象を向上させます。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例5】
「素材選びは慎重に行い、質の良い紙や特殊な加工をすることで、相手に与える印象を向上させます。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「を」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問3 香水について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:男性 キーワード2:ブランド
【解答例1】
「香水は、香料をアルコール類に溶かした液体のことで、からだや衣類につけて香りを楽しむものです。」
「うなじや手首などに適量をつけて香りを楽しみたいですね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例1】
「うなじや手首などに適量をつけて香りを楽しみたいものです。」
上記修正例では「楽しみたいですね」の口語表現を「楽しみたいものです」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例2】
「特に中年世代では、落ち着きや品の良さを演出しながら、清潔感を保つことが重要になります。爽やかなシトラス系や上品なウッディ系の香りは、ビジネスシーンでも好印象を与えやすく、加齢臭対策としても効果的です。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例2】
「特に中年世代では、落ち着きや品の良さを演出しながら、清潔感を保つことが重要になります。例えば爽やかなシトラス系や上品なウッディ系の香りは、ビジネスシーンでも好印象を与えやすく、加齢臭対策としても効果的です。」
上記修正例では、接続詞「例えば」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「香水を使用する人を男女別に見ると、男性の割合が女性の割合が少ないようです。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例3】
「香水を使用する人を男女別に見ると、男性の割合が女性の割合より少ないようです。」
上記解答例では、香水を使用する人の男女比に関して、「~の割合が」という表現が連続しているため、文意が伝わり難くなってしまっております。そのため上記修正例では文意を鑑みて修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例4】
「香水は個性を表現したり、身だしなみの一部として使用するために重要なアイテムです。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例4】
「香水は個性を表現したり、身だしなみの一部として使用したりするために重要なアイテムです。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「恋人や友達と訪れて、互いの印象にあった香水をプレゼントすることも出来ますので、興味のある方は是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例5】
「恋人や友達と訪れて、互いの印象にあった香水をプレゼントすることも出来ますので、興味のある方は是非一度訪れてみてください。」
副詞「ぜひ」に対しては、「~ほしい/ください」のような願望を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「調べてみてください」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問4 ゴミの分別について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「国連サミットで採択されたSDGsに廃棄物の管理や索然についての取り組み内容が含まれており、」
上記解答例では、「索然」が誤入力となります。
【修正例1】
「国連サミットで採択されたSDGsに廃棄物の管理や削減についての取り組み内容が含まれており、」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「削減」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「ゴミに中には、もう一度資源として使えるものがたくさんあります。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例2】
「ゴミの中には、もう一度資源として使えるものがたくさんあります。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「また、食品廃棄物を減らす工夫や、生ゴミを堆肥にする取り組みも注目されています。ゴミの分別を徹底することで、環境負荷を減らし、持続可能な社会の実現に貢献できます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例3】
「また、食品廃棄物を減らす工夫や、生ゴミを堆肥にする取り組みも注目されています。さらにゴミの分別を徹底することで、環境負荷を減らし、持続可能な社会の実現に貢献できます。」
上記修正例では、接続詞「さらに」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「自分が住んでいる地域のガイドラインに従って適切に処理をすることが大切です。」
「適切な分別を行う事により、資源は再利用され、結果としてゴミの減少に繋がっていきます。」
上記解答例では文章中に「こと」「事」のように異なる表現が混在しております。
【修正例4】
「適切な分別を行うことにより、資源は再利用され、結果としてゴミの減少に繋がっていきます。」
上記修正例では、「こと(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「我々一人がゴミの分別に取り組むことが地球をクリーンにしていくこととなるでしょう。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例5】
「一人一人がゴミの分別に取り組むことが地球をクリーンにしていくこととなるでしょう。」
上記解答例において、「我々」は複数の人を示し、「一人」は単独の人を示しているため、「我々一人」では相反する言葉のつながりとなってしまいます。そのため上記修正例では文意を鑑みて、複数の人となる表現になるよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、表現のねじれなどが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第112回本試験ライティング問題の総評
第112回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第112回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第112回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 防寒グッズについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:カイロ 2:マフラー
【解答例1】
「カイロとマフラーの活用して快適な冬を過ごしてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例1】
「カイロとマフラーを活用して快適な冬を過ごしてみてはいかがでしょうか。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「そんな冬の外出時に大活躍の防寒グッズですが、温かい室内へ入ると身に着ける必要がなくなるため、」
上記解答例は、句点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例2】
「そんな冬の外出時に大活躍の防寒グッズですが、暖かい室内へ入ると身に着ける必要がなくなるため、」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤変換を修正しました。「暖かい」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「首元が冷えると全身の冷えに繋がり、不快感を感じやすいですが、」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例3】
「首元が冷えると全身の冷えに繋がり、不快感を覚えやすいですが、」
「不快感」は、快くないことを感じるという意味なので。「不快感を感じやすい」では「感じる」の表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。また特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「マフラーは首元を冷たい風から体を守ります。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例4】
「マフラーは首元を冷たい風から守ります。」
上記解答例では、マフラーの守る部分が2か所記載されているため、文意が伝わり難くなってしまっております。そのため上記修正例では文意を鑑みて1か所にする形で修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例5】
「また、首元には太い血管が通っており、温められた血液が体内を循環するため、体の内側からぽかぽかと温まってきます。また、体の末端などが冷えやすいという方には、カイロもおすすめです。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例5】
「また、首元には太い血管が通っており、温められた血液が体内を循環するため、体の内側からぽかぽかと温まってきます。そして、体の末端などが冷えやすいという方には、カイロもおすすめです。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう接続詞の修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問2 ランチについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:ワンコイン キーワード2:休憩
【解答例1】
「短い休憩時間でも温かい食事や美味しいものを味合うことで午後からの仕事などへの活力となります。」
上記解答例では、「味合う」が誤入力となります。
【修正例1】
「短い休憩時間でも温かい食事や美味しいものを味わうことで午後からの仕事などへの活力となります。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「味わう」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「ワンコインランチとは、お店の日替わりになっていて毎日違うものが低価格で頂けるのです。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例2】
「ワンコインランチとは、お店の日替わりになっていて毎日違うものが低価格で頂けるものです。」
上記解答例においては、ワンコインランチについて説明する内容となっています。しかし文末の「低価格で頂けるのです」では、主語である「ワンコインランチ」との繋がりに違和感を覚えてしまいます。そのため上記修正例では文意を鑑みて、文中の繋がりが正しくなるよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例3】
「物価高騰が続いていますがぜひ残ってほしいメニュー形態ですね。」
「皆さんも近くにワンコインランチが頂けるお店がないか調べてみてください。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例3】
「物価高騰が続いていますがぜひ残ってほしいメニュー形態です。」
上記修正例では「メニュー形態ですね」の口語表現を「メニュー形態です」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例4】
「皆さんも、お気に入りのワンコインランチのお店を見つけてみてはいかかでしょうか。」
上記解答例では、「いかかでしょうか」が誤入力となります。
【修正例4】
「皆さんも、お気に入りのワンコインランチのお店を見つけてみてはいかがでしょうか。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「いかがでしょうか」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「例えば、和食定食の500円のワンコインランチは経済的でありながら美味しく、満足感があります。お味噌汁や小鉢がついている栄養バランスが良い食事は、午後の仕事に向けて活力を与えてくれます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例5】
「例えば、和食定食の500円のワンコインランチは経済的でありながら美味しく、満足感があります。またお味噌汁や小鉢がついている栄養バランスが良い食事は、午後の仕事に向けて活力を与えてくれます。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
問3 釣りについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:休日 キーワード2:初心者
【解答例1】
「そのようなときは現地で釣りをしている方によく釣れるポイントをヒアリングしてみたり、釣具店で情報収集しておくと良いでしょう。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例1】
「そのようなときは現地で釣りをしている方によく釣れるポイントをヒアリングしてみたり、釣具店で情報収集してみたりすると良いでしょう。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「休日には釣りを楽しみという方も多いでしょう。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例2】
「休日には釣りが楽しみという方も多いでしょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「また、釣り堀はアクセスしやすい場所にあることもメリットの一つです。新しい休日の過ごし方として、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例は、主語が不明確となっております。
【修正例3】
「また、釣り堀はアクセスしやすい場所にあることもメリットの一つです。新しい休日の過ごし方として、釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。」
上記修正例では、「釣りに」を追記することでこの文章の主語を明確にし、文意が通るよう修正いたしました。1文中で主語が不明確になると文章としては不完全となり、口語(話し言葉)のように読者に取られかねません。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「竿や餌などは用意してもらえて、かつやり方も教えてもらえるため、体ひとつで出かけられることができます。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例4】
「竿や餌などは用意してもらえて、かつやり方も教えてもらえるため、体ひとつで出かけることができます。」
「出かけられる」は出かけることができるという意味なので。「出かけられることができます」では「できる」の表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。また特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「釣りは、初心者同士でも釣り堀でスタッフの方に教わりながら楽しんだり、挑戦したりしやすい趣味です。」
「釣り好きの人は釣り上げるだけでなく、釣った魚を自分でさばいて食べることがあり、釣りと併せて料理という趣味を同時に楽しむことができます。」
上記解答例では文章中に「人」「方」のように異なる表現が混在しております。
【修正例5】
「釣り好きの方は釣り上げるだけでなく、釣った魚を自分でさばいて食べることがあり、釣りと併せて料理という趣味を同時に楽しむことができます。」
上記修正例では、「方」に統一しました。同一文章の中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問4 誕生日プレゼントについて320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「しかし、何を贈ってよいか迷う方と多いのではないでしょうか。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例1】
「しかし、何を贈ってよいか迷う方も多いのではないでしょうか。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「子供のおもちゃや生活必需品、日帰り温泉や陶芸などの一日体験、色々な選択肢があります。私も友人からいただいたのがきっかけですが誰に差し上げても大変喜ばれるお品です。」
上記解答例は 「私も友人からいただいたのがきっかけですが」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例3】
「また、文房具やキッチン用品などの実用的なアイテムも喜ばるでしょう。」
上記解答例では、「喜ばる」が誤入力となります。
【修正例3】
「また、文房具やキッチン用品などの実用的なアイテムも喜ばれるでしょう。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「喜ばれる」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「ただ気を付けて欲しいのは、自分が好きだからといって押し付けるようになってしまったり、相手の迷惑を鑑みないことです。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例4】
「ただ気を付けて欲しいのは、自分が好きだからといって押し付けるようになってしまったり、相手の迷惑を鑑みなかったりすることです。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「プレゼントを選ぶときは相手のことをより深く知っていると選ぶときの楽しさも大きくなり、もらったときは考えて選んでくれたことを嬉しく感じることができます。」
上記解答例では、1文に助詞である「を」が多用された文章です。
【修正例5】
「プレゼントを選ぶときは相手のことをより深く知っていると選ぶときの楽しさも大きくなり、もらったときは考えて選んでくれたことが嬉しく感じられます。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、表現のねじれなどが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第111回本試験ライティング問題の総評
第111回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第111回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第111回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 キャッシュレス決済について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:現金 2:スマホ
【解答例1】
「特に、コロナウイルスが流行していた時期から、現金払いよりもキャッシュレス決済を使う人が増えたようです。その中で、スマホでの決済が著しく普及されました。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例1】
「特に、コロナウイルスが流行していた時期から、現金払いよりもキャッシュレス決済を使う人が増えたようです。その中で、スマホでの決済が著しく普及しました」
上記解答例においては、スマホでの決済について説明する内容となっています。しかし文末の「普及されました」では、主語であるの「スマホでの決済」との繋がりに違和感を覚えてしまいます。そのため上記修正例では文意を鑑みて、文中の繋がりが正しくなるよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例2】
「スマホを使用してのQRコード決済や電子マネーといった、キャッシュレス決済の種類が増えてきたことにより、様々な方法で支払いができるようになりましたキャッシュレス決済は金銭管理しやすく、ポイントが付く等メリットがあります。」
上記解答例は、句点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例2】
「スマホを使用してのQRコード決済や電子マネーといった、キャッシュレス決済の種類が増えてきたことにより、様々な方法で支払いができるようになりました。キャッシュレス決済は金銭管理しやすく、ポイントが付く等メリットがあります。」
上記修正例では、文意を鑑みて本来句点が使用されるべきところに加える形で修正いたしました。句点や読点が適切に使われていない文章は読者へ読み難さを与えてしまいますので注意が必要です。
【解答例3】
「スマホにダウンロードされたアプリを開き、バーコードを読み取るだけで決済が完了します。現金払いだといちいち財布からお札や小銭を取り出さなければならないので手間がかかります。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例3】
「スマホにダウンロードされたアプリを開き、バーコードを読み取るだけで決済が完了します。一方、現金払いだといちいち財布からお札や小銭を取り出さなければならないので手間がかかります。」
上記修正例では、接続詞「一方」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「さらに、期間限定でポイントを倍増するキャンペーンなどがあるので、是非活用してください。さらに、スマホでの電子マネー決済であれば、財布を持つ必要さえなくなり、大変便利です。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例4】
「さらに、期間限定でポイントを倍増するキャンペーンなどがあるので、是非活用してください。そのうえ、スマホでの電子マネー決済であれば、財布を持つ必要さえなくなり、大変便利です。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう接続詞の修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「キャッシュレス決済時に決済額の一部をポイントとして利用者に還元する政策が取られています。スマホを利用したキャッシュレス決済の利用が進むと財布で現金を持ち歩く必要がなくなります。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例5】
「キャッシュレス決済時に決済額の一部をポイントとして利用者に還元する政策が取られています。またスマホを利用したキャッシュレス決済の利用が進むと財布で現金を持ち歩く必要がなくなります。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
問2 大晦日について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:年越し キーワード2:テレビ
【解答例1】
「そんな大晦日の風物詩としては、歌番組をはじめお笑いや格闘技の番組が放送されており、我々視聴者を楽しませてくれています。」
「そして、テレビを見ながらカウントダウンの瞬間を迎えるのもとても貴重な体験ですね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例1】
「そして、テレビを見ながらカウントダウンの瞬間を迎えるのもとても貴重な体験です。」
上記修正例では「体験ですね」の口語表現を「体験です」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例2】
「暖かい場所でテレビを見ながら笑って過ごすのも良いですが、寒い中たくさんの人と集まってワイワイ騒いだり、温かい甘酒をいただくのもまた良いものです。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「暖かい場所でテレビを見ながら笑って過ごすのも良いですが、寒い中たくさんの人と集まってワイワイ騒いだり、温かい甘酒をいただいたりするのもまた良いものです。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「嬉しかったことや辛かったことすべてを共有して離ればなれになっていた期間を取り戻すように会話が止まらないでしょう。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例3】
「嬉しかったことや辛かったことすべてを共有して、離ればなれになっていた期間を取り戻すように会話が止まらないでしょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
【解答例4】
「除夜の鐘を聞いて皆で年越しをした後、暗い外へ出て初詣に向かう。」
「時代とともにこれからも大晦日の過ごし方はどんどん変化していくことでしょう。」
上記解答例では1つの文章の中に「向かう」「いくことでしょう」のように異なる文末表現が混在しています。
【修正例4】
「除夜の鐘を聞いて皆で年越しをした後、暗い外へ出て初詣に向かいます。」
上記修正例では、「ですます調」に統一しました。同一の文章内に「ですます調」「である調」などの文末表現が混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいます。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「バラエティ番組や、お笑い番組、歌番組など、普段見ることができないスペシャルな番組が、」
「テレビの番組欄を見ながら、今年は何を観ようかと」
上記解答例では文章中に「見る」「観よう」のように異なる表現が混在しております。
【修正例5】
「バラエティ番組や、お笑い番組、歌番組など、普段観ることができないスペシャルな番組が、」
上記修正例では、「観る」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問3 苺について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:高級 キーワード2:甘い
【解答例1】
「冬から春のかけて旬を迎え、新鮮な苺が市場に並びます。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例1】
「冬から春にかけて旬を迎え、新鮮な苺が市場に並びます。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「ただ、たまには仕事や学業に目標を立て目標に対して頑張ったらたまには自分へのご褒美として高級で甘いものを食べてもいいのかも知れません。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例2】
「ただ、たまには仕事や学業に目標を立て目標に対して頑張ったら自分へのご褒美として高級で甘いものを食べてもいいのかも知れません。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう文章の修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「砂糖と煮込んでつくる苺ジャムやパンにたっぷりのホイップクリームと一緒に苺を挟んだフルーツサンドなども人気です。」
「ご自宅で苺スイーツを作るところから楽しんでみてはいかがでしょうか。」
上記解答例では文章中に「つくる」「作る」のように異なる表現が混在しております。
【修正例3】
「ご自宅で苺スイーツをつくるところから楽しんでみてはいかがでしょうか。」
上記修正例では、「つくる(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「品種改良により生産された甘く大きい品種は付加価値が高いので高級品種として有名果物店や百貨店で取り扱われています。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例4】
「品種改良により生産された甘く大きい品種は付加価値が高いので、高級品種として有名果物店や百貨店で取り扱われています。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
【解答例5】
「近年では、実が引き締まり甘みが増した大きな苺が高級品として市場に出回るようになりました。」
上記解答例では、1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例5】
「近年では、実が引き締まり甘みの増した大きな苺が高級品として市場に出回るようになりました。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問4 映画館の鑑賞マナーについて320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「例として、上映中は他人と話す事は厳禁です。」
「応援グッズを持ち込むこともできますので、その場で声を出して楽しみたい方にお勧めです。」
上記解答例では文章中に「事」「こと」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「応援グッズを持ち込む事もできますので、その場で声を出して楽しみたい方にお勧めです。」
上記修正例では、「事(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「映画館の鑑賞マナーについて分からないというのは、たぶんですが私だけではないのかなと思います。」
上記解答例は 「私だけではないのかなと思います」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例3】
「エンディングが流れても一番最後に何か続編につながる伏線が放送されるかもしれませんので要注意です。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例3】
「エンディングが流れても最後に何か続編につながる伏線が放送されるかもしれませんので要注意です。」
「最後」は最も(一番)後ろを示す言葉であるため、「一番最後」では、一番という表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「鑑賞マナーには、鑑賞の妨げになる行為を行わないことと、映画館または映画製作者の利益を侵害しないこととがあります。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例4】
「鑑賞マナーには、鑑賞の妨げになる行為を行わないことと、映画館または映画製作者の利益を侵害しないことがあります。」
上記修正例では、文意を鑑みて不要な助詞を削除し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「皆が気持ちよく映画を楽しめるよう互いを配慮し合うことができれば、映画鑑賞の時間がより良いものになることでしょう。」
上記解答例では1文中に「よく」「良い」のように異なる表現が混在しております。また1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例5】
「皆が気持ち良く映画を楽しめるよう互いを配慮し合えれば、映画鑑賞の時間がより良いものになることでしょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、さらに「良く(漢字表記)」に統一しました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまいます。そして文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返しなどが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第110回本試験ライティング問題の総評
第110回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第110回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第110回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 登山について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:靴 デザイン2:初心者
【解答例1】
「先日、登山好きの友人から、最近、山に登る人が増えたんだけど、みんな軽装なんだよ。靴もスニーカーはまだマシ。中にはパンプス履いてる人もいて驚く。案の定、足を痛めてリタイアしてるわ。という話を聞きました。」
上記解答例は 「先日、登山好きの友人から~という話を聞きました」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例2】
「特に登山靴選びはとても重要で、通常のスニーカー等では足が疲れてしまったり、怪我をしてしまったりします。」
「種類はたくさんあり、カットの高さ、ソールの厚さ、防水性、などを考慮して選びます。」
上記解答例では文章中に「等」「など」のように異なる表現が混在しております。
【修正例2】
「特に登山靴選びはとても重要で、通常のスニーカーなどでは足が疲れてしまったり、怪我をしてしまったりします。」
上記修正例では、「など(ひらがな表記)」に統一しました。文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「自身に合った靴で是非楽しく登山をしてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例3】
「自身に合った靴で是非楽しく登山をしてみてください。」
副詞「是非」に対しては、「~ほしい/ください」のような願望を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「見つけてみてください」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「靴が合わないと靴づれや疲労の原因になるため、」
上記解答例では、「靴づれ」が誤入力となります。
【修正例4】
「靴が合わないと靴ずれや疲労の原因になるため、」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「靴ずれ」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「コロナ禍が終息し多くの人が観光やアウトドアを楽しむようになって、再びブームになりそうなものが登山です。」
上記解答例では、1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例5】
「コロナ禍が終息し多くの人が観光やアウトドアを楽しむようになって、再びブームになりそうなものは登山です。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問2 辞書について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:アプリ キーワード2:受験
【解答例1】
「辞書は、言葉の意味が分からないときに調べることができる便利なものです。」
「学校の授業や家での勉強の時などに一度は使ったことがあるでしょう。」
上記解答例では文章中に「とき」「時」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「学校の授業や家での勉強のときなどに一度は使ったことがあるでしょう。」
上記修正例では、「とき(ひらがな表記)」に統一しました。文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「スマホが手元にあるときは、いつでもどこでも調べたい言葉を調べることができます。」
「アプリだけではなく、紙媒体の辞書の使い方も身につけておかねばなりませんね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例2】
「アプリだけではなく、紙媒体の辞書の使い方も身につけておかねばなりません。」
上記修正例では「なりませんね」の口語表現を「なりません」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例3】
「それが今やインターネットの辞書アプリをインストールすだけで、スマートフォンやパソコンがあればいつでもどこでも、ネット上の英文に沿って和訳してくれるようになりました。」
上記解答例では、「インストールすだけで」が誤入力となります。
【修正例3】
「それが今やインターネットの辞書アプリをインストールするだけで、スマートフォンやパソコンがあればいつでもどこでも、ネット上の英文に沿って和訳してくれるようになりました。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「インストールするだけで」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「さらに、発音音声や例文機能を備えたアプリもあり、英語などの語学学習において非常に役立ちます。」
上記解答例では、1文に助詞である「に」が多用された文章です。
【修正例4】
「さらに、発音音声や例文機能を備えたアプリもあり、英語などの語学学習においてとても役立ちます。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「辞書は関連する言葉の全てを掲載しているため紙にすると膨大な厚さの本になってしまうことがほとんどです。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例5】
「辞書は関連する言葉の全てを掲載しているため、紙にすると膨大な厚さの本になってしまうことがほとんどです。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
問3 パンフレットについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:商品 キーワード2:デジタル
【解答例1】
「パンフレットは少ないページ数から多くの情報を得ることができます。昨今では、Web上で見ることができるデジタルパンフレットも登場しています。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例1】
「パンフレットは少ないページ数から多くの情報を得ることができます。そして昨今では、Web上で見ることができるデジタルパンフレットも登場しています。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「最近ではAIやアプリを使って自分自身で制作したりすることも可能だそうです。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「最近ではAIやアプリを使って自分自身で制作することも可能だそうです。」
上記修正例では「~たり」を削除する形で修正し、文意を鑑みて調整いたしました。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「手作りのデザインなどに紙ならでは温かみを感じる人もいるようです。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例3】
「手作りのデザインなどに紙ならではの温かみを感じる人もいるようです。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「の」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「最近はタブレットでプレゼンするようなデジタルタイプのパンフレットも見られるようになりました。」
「この様にパンフレットは進化を遂げているのです。」
上記解答例では文章中に「ように」「様に」のように異なる表現が混在しております。
【修正例4】
「このようにパンフレットは進化を遂げているのです。」
上記修正例では、「ように(ひらがな表記)」に統一しました。文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「提供する側にとっては負担かもしれませんが、紙かデジタルかどちらの方がより効果的かをよく見極め提供することが大切です。」
上記解答例では、1文に助詞である「が」「か」が多用された文章です。
【修正例5】
「提供する側にとっては負担かもしれませんが、大切なのは紙とデジタルどちらの方がより効果的かをよく見極め提供することです。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問4 人前で話すコツについて320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「内容を忘れてしまったり、言い間違いをしてしまったり、緊張してしまうと言いたいことを伝えることができません。」
上記解答例では、1文に助詞である「を」が多用された文章です。
【修正例1】
「内容を忘れてしまったり、言い間違いをしてしまったり、緊張してしまうと言いたいことが伝えられません。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「緊張を和らげるには、深呼吸したり、話す前にストレッチをするのも効果的です。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「緊張を和らげるには、深呼吸したり、話す前にストレッチをしたりするのも効果的です。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「そうゆうこともあり、人前で話すコツやテクニックについて論じられている著書やサイトは数多くあります。」
上記解答例では、「そうゆうこと」が誤入力となります。
【修正例3】
「そういうこともあり、人前で話すコツやテクニックについて論じられている著書やサイトは数多くあります。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「そういうこと」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「失敗を気にせず練習していけば、いずれは緊張せずに話せるようになるでしょう。」
上記解答例では、1文に助詞である「に」が多用された文章です。
【修正例4】
「失敗を気にせず練習していけば、いずれは緊張もせず話せるようになるでしょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「緊張を完全に取り除くことは難しいかもしれませんが、少しでも和らげるためには以下の方法を試してみるのはいかがでしょうか。
1.深呼吸する
話始める前に息を整えましょう。
2.イメージトレーニングをしておく
しっかり準備をしておくことで自信がつきます。
3.ゆっくり話す
緊張すると早く終わりたくて早口になりがちですが、そのせいで詰まったり?んだりしてしまうと余計に緊張します。」
上記解答例は、箇条書きの表現となってしまっております。
箇条書きでの記載は、見た目はスッキリしていますが、文章としては内容が薄くなってしまいがちです。そのため、クラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くあります。そして試験でも大きな減点対象となってしまいますので、箇条書きではなくしっかりと文章を作成するよう心がけましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、箇条書きの文章、係り受けの違いなどが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第109回本試験ライティング問題の総評
第109回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第109回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第109回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 アイドルについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:ライブ キーワード2:グッズ
【解答例1】
「ライブ会場では、アイドルの関するグッズが様々販売されています。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例1】
「ライブ会場では、アイドルに関するグッズが様々販売されています。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「皆さんはアイドルの押し活をしたことがありますか。」
上記解答例では、「押し活」が誤変換となります。
【修正例2】
「皆さんはアイドルの推し活をしたことがありますか。」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤変換を修正しました。「推し活」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「昔は、テレビやラジオ番組において、見たり聞いたりすることでファンになることがあり、気持ちが高じて、コンサートやライブのチケットを購入し、会場まで行くことがありました。」
上記解答例では、1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例3】
「昔は、テレビやラジオ番組において、見たり聞いたりすることでファンになることがあり、気持ちが高じて、コンサートやライブのチケットを購入し、会場まで行くこともありました。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「近年さまざまアイドルが、テレビや動画配信で活躍しています。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例4】
「近年さまざまなアイドルが、テレビや動画配信で活躍しています。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「な」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「物心のついた頃、好きなアイドルがいらっしゃる方が多いのではないでしょうか。1980年代はアイドル全盛期と呼ばれ、たくさんのアイドルがデビューしテレビの歌番組に出演していました。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例5】
「物心のついた頃、好きなアイドルがいらっしゃる方が多いのではないでしょうか。例えば1980年代はアイドル全盛期と呼ばれ、たくさんのアイドルがデビューしテレビの歌番組に出演していました。」
上記修正例では、接続詞「例えば」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
問2 映画鑑賞について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:劇場 キーワード2:配信
【解答例1】
「活動写真から始まった映画は時代と供に大きな進歩を遂げ、」
上記解答例では、「供に」が誤変換となります。
【修正例1】
「活動写真から始まった映画は時代と共に大きな進歩を遂げ、」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「共に」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「劇場で見たうえで、配信に再び余韻を楽しみことができたら、最高の楽しみ方ではないでしょうか。」
上記解答例では、「楽しみこと」が誤入力となります。
【修正例2】
「劇場で見たうえで、配信に再び余韻を楽しむことができたら、最高の楽しみ方ではないでしょうか。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「楽しむこと」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「その一方で倍速機能を使って短縮して流し見するなど、じっくりと映画を鑑賞しない人が増えてきました。」
「そういった機能をつかっても、配信されている映画の数は多く見る時間が足りないという方は多いことでしょう。」
上記解答例では文章中に「使って」「つかって」、「人」「方」のように異なる表現が混在しております。
【修正例3】
「そういった機能を使っても、配信されている映画の数は多く見る時間が足りないという人は多いことでしょう。」
上記修正例では、「使って(漢字表記)」「人」に統一しました。文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「今では、ネット配信で映画を見ることができるサービスがあり、自宅からでも手軽に映画を見ることが出来ます。」
上記解答例では1文中に「できる」「出来ます」のように異なる表現が混在しております。また1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例4】
「今では、ネット配信で映画を見ることができるサービスもあり、自宅からでも手軽に映画を見ることができます。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、さらに「できます(ひらがな表記)」に統一しました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまいます。そして文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「劇場では音響が格段に違い、スクリーンも大きく、特にアクションやサスペンス映画は圧倒的な迫力を体感出来ます。また劇場では何からも邪魔されることなく、暗い空間で自分の世界に浸って鑑賞を楽しめます。またアイスクリームやポップコーン等軽食をとりながら鑑賞することも、楽しみの1つになるかもしれません。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例5】
「劇場では音響が格段に違い、スクリーンも大きく、特にアクションやサスペンス映画は圧倒的な迫力を体感出来ます。また劇場では何からも邪魔されることなく、暗い空間で自分の世界に浸って鑑賞を楽しめます。さらにアイスクリームやポップコーン等軽食をとりながら鑑賞することも、楽しみの1つになるかもしれません。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう接続詞の修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問3 お好み焼きについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:ソース キーワード2:屋台
【解答例1】
「関西風は、生地と具材を最初にすべて混ぜ込んでから焼くスタイルで、生地の粘土が高いため生地に具材が絡みやすいのが特徴です。」
上記解答例では、「粘土」が誤変換となります。
【修正例1】
「関西風は、生地と具材を最初にすべて混ぜ込んでから焼くスタイルで、生地の粘度が高いため生地に具材が絡みやすいのが特徴です。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「粘度」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「広島風では、生地には具材を混ぜ込まず、クレープ上に焼き上がった生地の上に具材を重ね、」
上記解答例では、「クレープ上」が誤変換となります。
【修正例2】
「広島風では、生地には具材を混ぜ込まず、クレープ状に焼き上がった生地の上に具材を重ね、」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「クレープ状」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「香ばしい香りが漂う中、熱々のお好み焼きが出来上がるのを待つ時間はとてもワクワクするものです。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例3】
「芳しい香りが漂う中、熱々のお好み焼きが出来上がるのを待つ時間はとてもワクワクするものです。」
「香ばしい香り」では「香り」の表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。また特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「近年オーバーツーリズムで多くの外国人が訪日していますが、」
上記解答例では、「オーバーツーリズム」という部分について因果関係が合わない文章といえます。
【修正例4】
「近年インバウンドで多くの外国人が訪日していますが、」
上記修正例では、文意を鑑みながら因果関係を整える形にて修正を行いました。
因果関係が不自然な場合には読者に違和感を与えてしまう文章になってしまう場合もありますので、注意しましょう。
【解答例5】
「お好み焼きの焼ける匂いと、ソースの匂いは、食欲をそそります。お好み焼きは、地域によっても材料や焼き方に違いがあり、たくさん種類があります。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例5】
「お好み焼きの焼ける匂いと、ソースの匂いは、食欲をそそります。そしてお好み焼きは、地域によっても材料や焼き方に違いがあり、たくさん種類があります。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
問4 家事を効率化する方法について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「また、料理に関して言えば、レトルト食品やお惣菜を利用するのも、時間を無い時には便利です。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例1】
「また、料理に関して言えば、レトルト食品やお惣菜を利用するのも、時間が無い時には便利です。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「ロボット掃除機や食洗器が普及している現在では、より家事を効率化するためにスマートフォンのアプリを活用してみるのもよいでしょう。」
上記解答例では、「食洗器」が誤入力となります。
【修正例2】
「ロボット掃除機や食洗機が普及している現在では、より家事を効率化するためにスマートフォンのアプリを活用してみるのもよいでしょう。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「食洗機」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「いくつかルーティンを決めてしまい、加えてネットスーパーでまとめて1週間分の食材を買ってしまえば、その都度考えて買いものをするより効率的です。」
上記解答例では、1文に助詞である「を」が多用された文章です。
【修正例3】
「いくつかルーティンを決めてしまい、加えてネットスーパーでまとめて1週間分の食材を買ってしまえば、その都度考えて買うより効率的です。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「自動調理器や食洗機はは、料理とその後片付けの時間を大幅に短縮してくれます。」
上記解答例では、「食洗機はは」が誤入力となります。
【修正例4】
「自動調理器や食洗機は、料理とその後片付けの時間を大幅に短縮してくれます。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「食洗機は」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「洗い物を食洗機に任せたり、床掃除をロボットクリーナーに任せるなどして家事を効率的し、出来た隙間時間を自分の為に使うのもよいでしょう。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。また1文に助詞である「を」「に」が多用された文章です。
【修正例5】
「洗い物は食洗機へ任せる、床掃除はロボットクリーナーへ任せるなどして家事を効率的し、出来た隙間時間を自分の為に使うのもよいでしょう。
上記修正例では、文意を鑑みて「~たり」を削除し、また助詞を調整して文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまいます。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、接続詞の不使用、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返しなどが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第108回本試験ライティング問題の総評
第108回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第108回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第108回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 カタログギフトについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:お祝い デザイン2:期限
【解答例1】
「カタログギフトなら掲載された沢山の商品の中から好きなものを選べるので、受け取った方もきっと喜こぶはずです。」
上記解答例では、「喜こぶ」が誤入力となります。
【修正例1】
「カタログギフトなら掲載された沢山の商品の中から好きなものを選べるので、受け取った方もきっと喜ぶはずです。」
上記修正例では、送り仮名部分の誤入力を修正しました。「喜ぶ」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「その点カタログギフトは、受け取った側が欲しい物を選ぶことができる為、」
「また、カタログには雑貨や日用品、食品などさまざまな商品が載っているため、」
上記解答例では文章中に「為」「ため」のように異なる表現が混在しております。
【修正例2】
「その点カタログギフトは、受け取った側が欲しい物を選ぶことができるため、」
上記修正例では、「ため(ひらがな表記)」に統一しました。文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「カタログギフトですが注意する点もあり、それは期限です。どんなにカタログギフトでも期限が過ぎれば注文ができません。」
上記解答例では、「どんなに」が誤入力となります。
【修正例3】
「カタログギフトですが注意する点もあり、それは期限です。どんなカタログギフトでも期限が過ぎれば注文ができません。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「どんな」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「もし、カタログギフトをプレゼントする際には、期限をお伝えするのがお勧めです。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例4】
「もし、カタログギフトをプレゼントするのなら、期限をお伝えするのがお勧めです。」
副詞「もし」に対しては、「~たら/なら」のような仮定を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「プレゼントするのなら」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「なににしようか悩んでいる方はぜひ一度カタログギフトを贈ってみてください。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例5】
「なににしようか悩んでいる方は、ぜひ一度カタログギフトを贈ってみてください。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
問2 野菜ジュースについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:健康 キーワード2:効果
【解答例1】
「また過度な糖分で脳に栄養を与えるため集中力が増したり、血糖値の上昇を抑えられたりするとも言われています。」
上記解答例では、「過度な糖分」という部分について因果関係が合わない文章といえます。
【修正例1】
「また適度な糖分で脳に栄養を与えるため集中力が増したり、血糖値の上昇を抑えられたりするとも言われています。」
上記修正例では、文意を鑑みながら因果関係を整える形にて修正を行いました。
因果関係が不自然な場合には読者に違和感を与えてしまう文章になってしまう場合もありますので、注意しましょう。
【解答例2】
「ただ、一つだけ気をつけた方が良いことを一点挙げさせてください。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例2】
「ただ、一つだけ気をつけた方が良いことを挙げさせてください。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「砂糖や果物などが加えられている商品もある為、気軽に入手出来る事はメリットでもありますが食生活への取り入れ方次第ではデメリットにも変化します。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例3】
「砂糖や果物などが加えられている商品もある為、気軽に入手出来る事はメリットでもありますが、食生活への取り入れ方次第ではデメリットにも変化します。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
【解答例4】
「野菜ジュースなら、調理や後片付けの手間も省けるので、忙しい朝や外出先でも簡単に栄養を摂取できます。」
「さまざまな味があるので、飽きずに続けられるのも嬉しいですね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例4】
「さまざまな味があるので、飽きずに続けられるのも嬉しいです。」
上記修正例では「嬉しいですね」の口語表現を「嬉しいです」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例5】
「日々の食生活が偏っていると思う方や健康維持のために、野菜ジュースを飲んでみてはいかがでしょうか。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例5】
「日々の食生活が偏っていると思う方は健康維持のために、野菜ジュースを飲んでみてはいかがでしょうか。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問3 うどんについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:天ぷら キーワード2:きつね
【解答例1】
「年明け1月15日までに赤い食材を添えたうどんを食べると今年1年幸せであるように、という願いが込められて作られるそうです。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例1】
「年明け1月15日までに赤い食材を添えたうどんを食べて今年1年幸せになろうという願いが込められて作られるそうです。」
上記解答例においては、うどんが作られる理由について説明する内容となっています。しかし理由を説明する前半の修飾部分で「うどんを食べる」と「今年1年幸せになるように、」の繋がりに違和感を覚えてしまいます。そのため上記修正例では文意を鑑みて、文中の繋がりが正しくなるよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例2】
「そんな中で定番のうどんといえば、天ぷらうどん、きつねうどんではないでしょうか。」
「大体の食堂でもうどんと言えば天ぷらやきつねがメニューにあり、またカップ麺のうどんでも天ぷらやきつねは定番ではないでしょうか。」
上記解答例では文章中に「いえば」「言えば」のように異なる表現が混在しております。
【修正例2】
「そんな中で定番のうどんと言えば、天ぷらうどん、きつねうどんではないでしょうか。」
上記修正例では、「言えば(漢字表記)」に統一しました。文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「関西だしベースのうどんには、とりわけ濃い味付けのきつねうどんが合うという話を聞きました。」
上記解答例は 「きつねうどんが合うという話を聞きました」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例4】
「つゆに関しても関東と関西で出汁の材料が違うので、色味や風味が違ったりして越県して食べ歩きをしたことがある方もいるかも知れません。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。また1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例4】
「つゆに関しても関東と関西で出汁の材料が違うので、色味や風味も違うため越県して食べ歩きをした方もいるかも知れません。」
上記修正例では、文意を鑑みて「~たり」を削除し、また助詞を調整して文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまいます。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例5】
「調理方法も様々で、夏におすすめの冷たく冷やしたざるうどん、冬に体を温める煮込みうどんなどがあります。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例5】
「調理方法も様々で、夏におすすめの冷たいざるうどん、冬に体を温める煮込みうどんなどがあります。」
「冷たく冷やした」では、「冷たい」という表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問4 面接で気をつけるべき事について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「そのため、面接の前には余裕を持って準備をしましょう。」
「最後に、自信をもって面接に挑むことです。」
上記解答例では文章中に「持って」「もって」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「最後に、自信を持って面接に挑むことです。」
上記修正例では、「持って(漢字表記)」に統一しました。文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「そして落ち着いて臨むためにも、会場へは少早めに到着できると良いでしょう。」
上記解答例では、「少早め」が誤入力となります。
【修正例2】
「そして落ち着いて臨むためにも、会場へは少し早めに到着できると良いでしょう。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「少し早め」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「清潔感のある服装や姿勢、笑顔での挨拶が好印象を与えるポイントです。自己紹介や質問の対する受け答えでは、声のトーンを明るく保ち、はっきりと話すことが大切です。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例3】
「清潔感のある服装や姿勢、笑顔での挨拶が好印象を与えるポイントです。そして自己紹介や質問の対する受け答えでは、声のトーンを明るく保ち、はっきりと話すことが大切です。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「面接で気をつけるべきことは、まず第一に、良い第一印象を作ることです。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例4】
「面接で気をつけるべきことは、まずは、良い第一印象を作ることです。」
「まず」と「第一」は、ともに最初を示す言葉であるため、「まず第一」では最初という表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「面接で気を付けることは、
・明るく元気に挨拶をする。挨拶は、第一印象を決定する大切な要素です。
・好印象な態度や話し方を意識する。面接中は常に背筋をピンと伸ばして胸を張り、面接の方を見て明るくハキハキと話しましょう。
・双方のコミュニケーションを行う。面接は一方的なプレゼンではなく、お互いが理解しあうコミュニケーションの場です。そのため、自分だけが1人で喋ってしまわないように注意する必要があります。
・自分らしさを忘れない。面接で回答するときは、自分を過度に飾ったり嘘をついたりしてはいけません。」
上記解答例は、箇条書きの表現となってしまっております。
箇条書きでの記載は、見た目はスッキリしていますが、文章としては内容が薄くなってしまいがちです。そのため、クラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くあります。そして試験でも大きな減点対象となってしまいますので、箇条書きではなくしっかりと文章を作成するよう心がけましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、副詞の係り受けの違い、箇条書きなどが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第107回本試験ライティング問題の総評
第107回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第107回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第107回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 電車について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:満員 デザイン2:マナー
【解答例1】
「こういったマナー違反によって発車時刻の遅延、乗客同士のトラブルが発生してしまうと、周囲を不快にさせ、到着時間の遅れの原因となります。」
上記解答例では、1文に助詞である「の」が多用された文章です。
【修正例1】
「こういったマナー違反によって発車時刻の遅延、乗客同士のトラブルが発生してしまうと、周囲を不快にさせ、到着時間が遅れる原因となります。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「移動手段として、便利な乗り物である。学生から社会人、お年寄りまで様々な人が利用する。電車は利用時間により、混み具合が違う。特に朝の通勤時間は満員で乗車率120%の電車もある。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例2】
「移動手段として、便利な乗り物で、学生から社会人、お年寄りまで様々な人が利用する。 電車は利用時間により、混み具合が違い、特に朝の通勤時間は満員で乗車率120%の電車もある。」
上記修正例では文意を鑑みながら、4つの短文を2文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
【解答例3】
「このような日本の車両が引退した後、アジアや南米などで再利用されていることはご存知でしょうか。世界に誇れるのは省エネだけではなくバリアフリー化です。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例3】
「このような日本の車両が引退した後、アジアや南米などで再利用されていることはご存知でしょうか。そして世界に誇れるのは省エネだけではなくバリアフリー化です。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「みんなが少しでも快適に過ごせるよう、マナーを守ることが大切です。日常生活でも他者への配慮を忘れずに行きたいと感じました。」
上記解答例は 「忘れずに行きたいと感じました」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例5】
「時には、混雑の不快感から苛立ちを募らせた乗客が、ほかの客とトラブルを起こす光景もしばしば見られるほどです。そうした満員電車に乗り合わせたとき、改めて大切にしたいのが乗車時のマナーです。」
上記解答例では同一文章中に「時」「とき」のように異なる表現が混在しております。
【修正例5】
「時には、混雑の不快感から苛立ちを募らせた乗客が、ほかの客とトラブルを起こす光景もしばしば見られるほどです。そうした満員電車に乗り合わせた時、改めて大切にしたいのが乗車時のマナーです。」
上記修正例では、「時(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問2 ゲームについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:オンライン キーワード2:依存
【解答例1】
「まだ時間感覚が未熟な子供がゲームをする場合は、」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例1】
「時間感覚が未熟な子供がゲームをする場合は、」
未熟は、「未だ熟さず」を示す言葉であるため、「まだ~未熟」では「未だ」という表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「ゲームには世界中で子供から大人まで多くの人に親しまれている。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例2】
「ゲームは世界中で子供から大人まで多くの人に親しまれている。」
上記解答例においては、ゲームの状況について説明する内容となっています。しかし「ゲームには」では、文末の「多くの人に親しまれている」との繋がりに違和感を覚えてしまいます。そのため上記修正例では文意を鑑みて、文末との繋がりが正しくなるよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例3】
「オンラインゲームは、今や多くの人々にとって日常的なエンターテイメントとなっています、友達とリアルタイムで対戦したり、協力プレイを楽しんだりできる点が魅力です。」
上記解答例は、句点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例3】
「オンラインゲームは、今や多くの人々にとって日常的なエンターテイメントとなっています。友達とリアルタイムで対戦したり、協力プレイを楽しんだりできる点が魅力です。」
上記修正例では、本来句点がされるべきところに読点が使用されておりましたので、文意を鑑みて修正いたしました。句点や読点が適切に使われていない文章は読者へ読み難さを与えてしまいますので注意が必要です。
【解答例4】
「トランプや人生ゲームで遊んだ経験がある方もいらしゃるでしょう。」
上記解答例では、「いらしゃる」が誤入力となります。
【修正例4】
「トランプや人生ゲームで遊んだ経験がある方もいらっしゃるでしょう。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「いらっしゃる」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「ゲームを始めると次々に新しい展開が待っている為、少しの時間だけ遊ぼうと思って始めたのに、」
「依存性が高いため、子供に遊ばせる際には時間を区切るなど親のコントロールが必要です。」
上記解答例では同一文章中に「為」「ため」のように異なる表現が混在しております。
【修正例5】
「依存性が高い為、子供に遊ばせる際には時間を区切るなど親のコントロールが必要です。」
上記修正例では、「為(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問3 読書感想文について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:夏休み キーワード2:原稿用紙
【解答例1】
「原稿用紙に感想文を書く期間が8月終わりからだとすると、1日1冊のペースで読まなけれならない。」
上記解答例では、「読まなけれならない」が誤入力となります。
【修正例1】
「原稿用紙に感想文を書く期間が8月終わりからだとすると、1日1冊のペースで読まなければならない。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「読まなければならない」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「よくある夏休みの宿題の一つに読書感想文があります。本を選び、読み、自分が感じたことを原稿用紙に書き込みます。」
上記解答例は、主語が不明確となっております。
【修正例2】
「よくある夏休みの宿題の一つに読書感想文があります。これは本を選び、読み、自分が感じたことを原稿用紙に書き込みます。」
上記修正例では、「これは」を追記することでこの文章の主語を明確にし、文意が通るよう修正いたしました。1文中で主語が不明確になると文章としては不完全となり、口語(話し言葉)のように読者に取られかねません。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「夏休みには、ぜひ楽しみながら読書感想文を挑戦しましょう。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例3】
「夏休みには、ぜひ楽しみながら読書感想文に挑戦しましょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「まずは本を読むことから始まりますが、場合によっては、どの本を読むか選ぶところから悩むこともあります。読書が苦手な人にとっては、読み終えるのに時間がかかり、次は原稿用紙と睨めっこすることになります。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例4】
「まずは本を読むことから始まりますが、場合によっては、どの本を読むか選ぶところから悩むこともあります。また読書が苦手な人にとっては、読み終えるのに時間がかかり、次は原稿用紙と睨めっこすることになります。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例5】
「本を読んで考えたことや感じたこと気軽に投稿することから始めてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例5】
「本を読んで考えたことや感じたことを気軽に投稿することから始めてみてはいかがでしょうか。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「を」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問4 夏に人気の食べ物について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「夏にうなぎを食べると、ああ、今年も夏を乗り越えるぞという気持ちになり、元気が湧いてくるのは私だけだろうか。」
上記解答例は 「私だけだろうか」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例2】
「お腹が弱い人はスイカを冷やしすぎない方がよいでしょう。」
「そうめんや、スタミナ満点の鰻、夏の風物詩であるかき氷も人気ですよね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例2】
「そうめんや、スタミナ満点の鰻、夏の風物詩であるかき氷も人気です。」
上記修正例では「人気ですよね」の口語表現を「人気です」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例3】
「夏に人気の食べ物といえば、冷たいそうめんやスイカ、アイスクリームなどさっぱりとしたものが人気です。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例3】
「夏に人気の食べ物といえば、冷たいそうめんやスイカ、アイスクリームなどさっぱりとしたものではないでしょうか。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「こういった専門店のかき氷は夏祭りの屋台で子供の頃に食べたカラフルなシロップをかけたシンプルなものではありません。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例4】
「こういった専門店のかき氷は、夏祭りの屋台で子供の頃に食べたカラフルなシロップをかけたシンプルなものではありません。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
【解答例5】
「この夏はぜひお気に入りのかき氷専門店を見つけてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例5】
「この夏はぜひお気に入りのかき氷専門店を見つけてみてください。」
副詞「ぜひ」に対しては、「~ほしい/ください」のような願望を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「見つけてみてください」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、副詞の係り受けの違い、短文表現などが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第106回本試験ライティング問題の総評
第106回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第106回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第106回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 スポーツドリンクについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:補給 デザイン2:運動
【解答例1】
「良くない飲み物としては、ジュースなどの飲料水は喉が渇きやすくなるため脱水症状になりやすいためおすすめいたしません。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例1】
「良くない飲み物としては、ジュースなどの飲料水は喉が渇きやすくなり、脱水症状になりやすいためおすすめいたしません。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「スポーツドリンクにはナトリウムやカリウムなどの電解質を効果的に補給することができます。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例2】
「スポーツドリンクはナトリウムやカリウムなどの電解質を効果的に補給することができます。」
上記解答例においては、スポーツドリンクの効能について説明する内容となっています。しかし「スポーツドリンクには」では、文末の「補給することができます」との繋がりに違和感を覚えてしまいます。そのため上記修正例では文意を鑑みて、文末との繋がりが正しくなるよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例3】
「スポーツドリンクは水分やミネラルを多く含んでいるおり、それらを効率よく補給できます。」
上記解答例では、「含んでいるおり」が誤入力となります。
【修正例3】
「スポーツドリンクは水分やミネラルを多く含んでおり、それらを効率よく補給できます。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「含んでおり」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「こうした現代社会において、スポーツドリンクは、効率よく水分や塩分補給ができるよう研究を重ねて製造された飲料である。」
「今後も研究を重ねてより良いものへと改善されてゆくであろう。」
上記解答例では同一文章中に「よく」「良い」のように異なる表現が混在しております。
【修正例4】
「こうした現代社会において、スポーツドリンクは、効率良く水分や塩分補給ができるよう研究を重ねて製造された飲料である。」
上記修正例では、「良く(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「最近では、スポーツドリンクに入っている糖分を気にする人も多く、当分ゼロの物も出てきています。」
上記解答例では、「当分」が誤変換となります。
【修正例5】
「最近では、スポーツドリンクに入っている糖分を気にする人も多く、糖分ゼロの物も出てきています。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「糖分」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問2 洗濯について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:洗剤 キーワード2:部屋干し
【解答例1】
「花粉などを避けるために部屋干しする為の洗剤や、虫よけになる香りの柔軟剤などを見ると、」
上記解答例では1文中に「ため」「為」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「花粉などを避けるために部屋干しするための洗剤や、虫よけになる香りの柔軟剤などを見ると、」
上記修正例では、「ため(ひらがな表記)」に統一しました。1文中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「分量に合わせて洗剤を適量図ったり、」
上記解答例では、「図ったり」が誤変換となります。
【修正例2】
「分量に合わせて洗剤を適量量ったり、」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「量ったり」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「衣類の洗濯マークをチェックしネットに入れて分別したりすることも必要です。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例3】
「衣類の洗濯マークをチェックしネットに入れて分別することも必要です。」
上記修正例では「~たり」を削除する形で修正し、文意を鑑みて調整いたしました。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「洗濯を効率的に行い、衣類を長持ちさせるためにはいくつかのコツがあります。白物と色物は分けて洗います。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例4】
「洗濯を効率的に行い、衣類を長持ちさせるためにはいくつかのコツがあります。例えば白物と色物は分けて洗います。」
上記修正例では、接続詞「例えば」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例5】
「しかし最近では部屋の中で干しても、部屋の外で干した時と同じようにニオイに気にならず洗濯ができる洗剤が人気です。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例5】
「しかし最近では部屋の中で干しても、部屋の外で干した時と同じようにニオイが気にならず洗濯できる洗剤が人気です。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問3 日傘について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:おしゃれ キーワード2:日焼け
【解答例1】
「暑さが厳しくなるにつれ、街中で日傘を使う人をよく見かけるようになりました。」
「昔の写真などで、女性が白い日傘を優雅にさして歩く姿を見たことがある方もいるでしょう。」
上記解答例では同一文章中に「人」「方」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「暑さが厳しくなるにつれ、街中で日傘を使う方をよく見かけるようになりました。」
上記修正例では、「方」に統一しました。同一の文章内に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「熱い時期のお出かけは少し億劫ですが、」
上記解答例では、「熱い」が誤変換となります。
【修正例2】
「暑い時期のお出かけは少し億劫ですが、」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤変換を修正しました。「暑い」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「シンプルなものから、レースのもの、肌を明るく見せる日傘も登場しています。」
「普段のコーディネートに合わせて日傘を選ぶのはおしゃれの上級者かもしれませんね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例3】
「普段のコーディネートに合わせて日傘を選ぶのはおしゃれの上級者かもしれません。」
上記修正例では「しれませんね」の口語表現を「しれません」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例4】
「まず、おしゃれの面から見ると、日傘はそのデザインや色使いで色遣いや個性を表現できます。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例4】
「まず、おしゃれの面から見ると、日傘はそのデザインや色使いでファッション性や個性を表現できます。」
「色使い」と「色遣い」は、ともに色あいを示す言葉であり、表現としては重複してしまっております。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。
このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「また炎天下の下で日陰を作ることで、」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例5】
「また炎天下で日陰を作ることで、」
「炎天下」は炎天の下にいる事を示す言葉であるため、「炎天下の下」では「下」という表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問4 夏のレジャースポットについて320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「ぜひ、夏は家族そろって山登りに挑戦してみてはいかがでしょうか。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例1】
「ぜひ、夏は家族そろって山登りに挑戦してみてください。」
副詞「ぜひ」に対しては、「~ほしい/ください」のような願望を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「挑戦してみてください」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「また。山や森林などでキャンプやハイキングも人気です。」
上記解答例は、句点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例2】
「また、山や森林などでキャンプやハイキングも人気です。」
上記修正例では、本来読点がされるべきところに句点が使用されておりましたので、文意を鑑みて修正いたしました。句点や読点が適切に使われていない文章は読者へ読み難さを与えてしまいますので注意が必要です。
【解答例3】
「夏は自然を満喫できたり、既存の施設が夏用にアトラクションを用意したり、各地でイベントが開催されたりと楽しみが盛りだくさんです。」
上記解答例では、1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例3】
「夏は自然を満喫できたり、既存の施設が夏用にアトラクションを用意したり、各地でイベントが開催されたりと楽しみは盛りだくさんです。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「夏はレジャーに最適の季節です。燦々と照り付ける太陽の下のビーチ。ひんやりとした水が流れる山間の清流。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例4】
「夏はレジャーに最適の季節です。燦々と照り付ける太陽の下のビーチや、山間でひんやりとした水が流れる清流などは人気スポットでしょう。」
上記修正例では文意を鑑みながら、3つの短文を2文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
【解答例5】
「またプールも夜まで楽しめることができるため、」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例5】
「またプールも夜まで楽しむことができるため、」
楽しめるは、「楽しむ」と「できる」を合わせた言葉であるため、「楽しめることができる」では「できる」という表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、副詞の係り受けの違い、短文表現などが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第105回本試験ライティング問題の総評
第105回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第105回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第105回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 メモ帳について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:アプリ デザイン2:記憶
【解答例1】
「メモを取る習慣は学生のころから身についていて、」
「人はミスをするものだと認識し、メモを取る習慣を身に付けましょう。」
上記解答例では1文中に「身についていて」「身を付けましょう」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「メモを取る習慣は学生のころから身に付いていて、」
上記修正例では、「身に付いていて(漢字表記)」に統一しました。同一文中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「他にも会議中の音声を記録したり、音声から文字起こしをする事もできます。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「他にも会議中の音声を記録したり、音声から文字を起こしたりする事もできます。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「携帯電話は必ず持っている媒体なのでわからないときにメモ帳アプリから確認ができとても便利でおすすめです。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例3】
「携帯電話は必ず持っている媒体なので、わからないときにメモ帳アプリから確認ができ、とても便利でおすすめです。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
【解答例4】
「書き間違えても、文法に違和感を感じても簡単に修正することができます。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例4】
「書き間違えても、文法に違和感を覚えても簡単に修正することができます。」
「違和感」は違和(不自然)を感じる事を示す言葉であるため、「違和感を感じても」では「感じる」という表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「手書きのアナログ、電子機器のデジタル。自分に合う方法を見つけてみてはいかがでしょうか。大切なことを大事に取っておくメモ帳生活。あなたも始めてみませんか。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例5】
「手書きのアナログ、電子機器のデジタルなど、自分に合う方法を見つけてみてはいかがでしょうか。大切なことを大事に取っておくメモ帳生活を、あなたも始めてみませんか。」
上記修正例では文意を鑑みながら、4つの短文を2文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
問2 アルバムについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:写真 キーワード2:思い出
【解答例1】
「携帯電話から現像するには、パソコンのスキルなど昔に比べてハードルが高くなっています。私も思い出としてたくさん携帯電話のなかに写真は残っていますが、現像はしていません。」
上記解答例は 「私も思い出として」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例2】
「自分の成長だけではなく、友人や家族と過ごした日々、旅先で見聞きして感動したことなどを完全な形で残しておきたい場合、写真を撮ってにまとめておくことができるアルバムが便利です。」
上記解答例では、「撮ってにまとめておく」が誤入力となります。
【修正例2】
「自分の成長だけではなく、友人や家族と過ごした日々、旅先で見聞きして感動したことなどを完全な形で残しておきたい場合、写真を撮ってまとめておくことができるアルバムが便利です。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「撮ってまとめておく」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「依然は、アルバムと言えば、厚いバインダーに閉じた家族の写真アルバムや、旅先での写真館で撮影して作成してもらった薄手のアルバムしかありませんでした。」
上記解答例では、「依然」「閉じた」が誤変換となります。
【修正例3】
「以前は、アルバムと言えば、厚いバインダーに綴じた家族の写真アルバムや、旅先での写真館で撮影して作成してもらった薄手のアルバムしかありませんでした。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「以前」「綴じた」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「最近はカメラだけでなくスマートフォンも普及しており、昔よりも気軽に写真を撮ることができるからです。何気ない日常の一場面が大切な思い出として残しやすくなっています。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例4】
「最近はカメラだけでなくスマートフォンも普及しており、昔よりも気軽に写真を撮ることができるからです。そのため何気ない日常の一場面が大切な思い出として残しやすくなっています。」
上記修正例では、接続詞「そのため」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例5】
「写真だけでなくチケットの半券などの思い出も一緒に保管しておけるアルバムは、作成する過程から楽しめるメリットが大きいです。」
「数年後にアルバムを見返した時、みんなで思い出をシェアしたいですね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例5】
「数年後にアルバムを見返した時、みんなで思い出をシェアしたいものです。」
上記修正例では「シェアしたいですね」の口語表現を「シェアしたいものです」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
問3 キッチンについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:収納 キーワード2:掃除
【解答例1】
「快適に使用するためにも食品や調味料、調理器具の収納を工夫する、また掃除をしやすくすることで次にキッチンに立つ時間が快適になるのではないでしょうか。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。また1文に助詞である「に」が多用された文章です。
【修正例1】
「快適に使用するためにも食品や調味料、調理器具の収納を工夫する、また掃除をしやすくすることで次にキッチンへ立つ時間が待ち遠しくなるのではないでしょうか。」
上記解答例では、1文中に「快適に」が2回記載されているため、文意が分かり難くなってしまっております。そのため上記修正例では、「快適」の表現を1回にすることで文意が通るよう修正いたしました。また助詞の数も整えて自然な形で修正いたしました。1文中で表現の繰り返しを行うと、口語(話し言葉)のように読者に取られかねません。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「また最近では食器洗浄機がついているものもあり、時代は日々進化しています。」
上記解答例では、「時代は」が誤入力となります。
【修正例2】
「また最近では食器洗浄機がついているものもあり、機能は日々進化しています。」
上記修正例では、文意を鑑みながら誤入力を修正しました。「機能は」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「キッチンは毎日、料理を作って家族のお腹を満足されるところですから、収納や掃除が気になる方は多いでしょう。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例3】
「キッチンは毎日、料理を作って家族のお腹を満足させるところですから、収納や掃除が気になる方は多いでしょう。」
上記解答例においては、キッチンという場所の役割について説明する内容となっています。しかし「家族のお腹を満足されるところ」では家族に対する説明の色が強くなる表現となってしまっております。そのため上記修正例では文意を鑑みて、キッチンという場所がこの文の主線となるよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例4】
「いろいろなメディアで便利な掃除グッズを紹介しているのをご存知でしょうか。」
「また、綺麗に保つためには収納も大切と言われており、こちらも色々なグッズが販売され人気を博しているようです。」
上記解答例では文章中に「いろいろな」「色々な」のように異なる表現が混在しております。
【修正例4】
「色々なメディアで便利な掃除グッズを紹介しているのをご存知でしょうか。」
上記修正例では、「色々な(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「転居の予定がある方は、是非キッチンに目を向けて部屋や家を探すことも良いでしょう。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例5】
「転居の予定がある方は、是非キッチンに目を向けて部屋や家を探してみてください。」
副詞「ぜひ」に対しては、「~ほしい/ください」のような願望を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「探してみてください」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問4 虫歯予防について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「ドラッグストアに売られている歯のケアグッズをときどきチェックしておくと便利で効果的な新製品を発見できることがあります。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例1】
「ドラッグストアに売られている歯のケアグッズをときどきチェックしておくと、便利で効果的な新製品を発見できることがあります。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
【解答例2】
「現在では少し高級ですが、歯を磨くのがすごく楽にきれいに磨ける歯ブラシがネットショップで買えます。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例2】
「現在では少し高級ですが、すごく楽にきれいに歯を磨ける歯ブラシがネットショップで買えます。」
上記解答例では、1文中に「磨く」という表現を繰り返しているため、文意が分かり難くなってしまっております。そのため上記修正例では、「磨く」の表現を1回にすることで文意が通るよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例3】
「私はかつて、虫歯の原理を知らず、ただ歯を磨いていれば虫歯にならないと考えていた。」
上記解答例は 「私はかつて」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例4】
「また、歯磨きが嫌がる子の仕上げ磨きに対する相談にも乗ってもらえるため、気軽に問い合わせできるのも特徴です。」
上記解答例では、助詞の使い方に誤りがあります。
【修正例4】
「また、歯磨きを嫌がる子の仕上げ磨きに対する相談にも乗ってもらえるため、気軽に問い合わせできるのも特徴です。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「虫歯の予防として一番最初に思い浮かぶのは歯磨きではないでしょうか。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例5】
「虫歯の予防として一番に思い浮かぶのは歯磨きではないでしょうか。」
「一番」と「最初」は、ともに先頭を示す言葉であり、表現としては重複してしまっております。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。
このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、副詞の係り受けの違い、短文表現や表現のねじれなどが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第104回本試験ライティング問題の総評
第104回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第104回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第104回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 肩こりについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:グッズ デザイン2:ストレッチ
【解答例1】
「みなさん、肩こりにお悩みではないしょうか。」
上記解答例では、「ないしょうか」が誤入力となります。
【修正例1】
「みなさん、肩こりにお悩みではないでしょうか。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう接続詞の修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「肩こりの症状に悩まされている人多いのではないでしょうか。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例2】
「肩こりの症状に悩まされている人は多いのではないでしょうか。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「は」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「肩こりは一定時間同じ姿勢を続ける事で、血行が悪くなり肩が重く感じることを表します。」
上記解答例では1文中に「事」「こと」のように異なる表現が混在しております。
【修正例3】
「肩こりは一定時間同じ姿勢を続けることで、血行が悪くなり肩が重く感じることを表します。」
上記修正例では、「こと(ひらがな表記)」に統一しました。同一文中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「首や方のストレッチを行うことで筋肉の緊張を和らげ、」
上記解答例では、「方」が誤変換となります。
【修正例4】
「首や肩のストレッチを行うことで筋肉の緊張を和らげ、」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「肩」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「肩こり解消グッズとして、肩のつぼを刺激する道具が販売されています。そうした道具の使い過ぎは逆に肩の神経を痛めてしまいます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例5】
「肩こり解消グッズとして、肩のつぼを刺激する道具が販売されています。しかしそうした道具の使い過ぎは逆に肩の神経を痛めてしまいます。」
上記修正例では、接続詞「しかし」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
問2 ビニール傘について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:コンビニ キーワード2:忘れ物
【解答例1】
「物を大量生産し使い捨てしていた時代を想起させ、大量に販売され、いとも簡単に置き忘れ、捨てられる。私もビニール傘にはお世話になったものの、こうした両面性が頭から拭い去れない。」
上記解答例は 「私もビニール傘にはお世話になったものの」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
【解答例2】
「急に雨が降り出して困ったときは、ビニール傘を買ってみてはいかがでしょうか。コンビニなどで気軽に買うことができます。値段も700円前後とリーズナブルです。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例2】
「急に雨が降り出して困ったときは、ビニール傘を買ってみてはいかがでしょうか。コンビニなどで気軽に買うことができ、また値段も700円前後とリーズナブルです。」
上記修正例では文意を鑑みながら、2つの短文を1文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
【解答例3】
「外出時に突然雨が降ってきたので、コンビニに走りビニール傘を購入した、という経験は、ないでしょうか。」
「ビニール傘はどこでも安く手に入るようになり、とても利便性が、高いですよね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例3】
「ビニール傘はどこでも安く手に入るようになり、とても利便性が高いです。」
上記修正例では「高いですよね」の口語表現を「高いです」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例4】
「また、それほど丈夫なつくりにはなっていないので、突風などにより破損するという事態も容易に起りえます。」
上記解答例では、「起りえます」が誤入力となります。
【修正例4】
「また、それほど丈夫なつくりにはなっていないので、突風などにより破損するという事態も容易に起こりえます。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「起こりえます」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「誰のものか判断が難しく、安価に買える商品であるので忘れても取り戻そうとする人が少ないので忘れ物として残されてしまいます。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例5】
「誰のものか判断が難しく、安価に買える商品であるため忘れても取り戻そうとする人が少ないので忘れ物として残されてしまいます。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問3 交通マナーについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:注意 キーワード2:速度
【解答例1】
「譲られた方は気持ちも清々しくなり、手で感謝の合図をしたり、ライトやハザードランプで合図をしたりします。そうすることで、今度は譲られたほうが、気持ちよく道を譲ることにも繋がります。」
上記解答例では同一文章中に「方」「ほう」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「譲られた方は気持ちも清々しくなり、手で感謝の合図をしたり、ライトやハザードランプで合図をしたりします。そうすることで、今度は譲られた方が、気持ちよく道を譲ることにも繋がります。」
上記修正例では、「方(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「信号無視など交通マナーの悪さから、不運な事故にもつながりかねないため、日ごろな交通ルールを意識しながらも、恐れずに他人にも声掛けを行うような勇気を持てる人になりたいものです。」
上記解答例では、助詞が適切に使用されていないため、文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例2】
「信号無視など交通マナーの悪さから、不運な事故にもつながりかねないため、日ごろ交通ルールを意識しながらも、恐れずに他人にも声掛けを行うような勇気を持てる人になりたいものです。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「な」を削除し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「交通マナーとは、みんなが気持ちよく安全に道路を使用するためのエチケットです。安全に使用するにはどうしていけばいいのか。そのためにルールがあります。ルールを守ることで安全で快適に道路が使えます。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例3】
「交通マナーとは、みんなが気持ちよく安全に道路を使用するためのエチケットです。安全に使用するにはどうしていけばいいのかを理解するためにルールがあります。そしてルールを守ることで安全で快適に道路が使えます。」
上記修正例では文意を鑑みながら、3つの短文を2文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
【解答例4】
「制限速度を守り、天候や道路状況に応じて適切な速度で運転することが求められます。急ハンドルや急ブレーキは避け、スムーズな運転を心がけることで、他のドライバーや歩行者にも配慮した運転ができます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例4】
「制限速度を守り、天候や道路状況に応じて適切な速度で運転することが求められます。また急ハンドルや急ブレーキは避け、スムーズな運転を心がけることで、他のドライバーや歩行者にも配慮した運転ができます。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例5】
「マナーの良い運転は、事故を起こさないために必要な心掛けです。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例5】
「マナーの良い運転を心掛けることは、事故を起こさないために必要です。」
上記解答例においては、「マナーの良い運転」という行動と、「必要な心掛け」という思考的なものが同じであるような表現となってしまっております。そのため上記修正例では文意が通るよう修正いたしました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
問4 効果的な勉強方法について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「しかしどのようなやり方であっても、まず最初に集中できる環境づくりを整えることが重要です。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例1】
「しかしどのようなやり方であっても、まずは集中できる環境づくりを整えることが重要です。」
「まず」と「最初」は、ともに先頭を示す言葉であり、表現としては重複してしまっております。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。
このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「時間帯は学習内容ごとに決める事も重要で、寝る前には暗記物を朝には集中して行いたい事を計画すると良いです。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例2】
「時間帯は学習内容ごとに決める事も重要で、寝る前には暗記物を、朝には集中して行いたい事を計画すると良いです。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
【解答例3】
「試験の日程から逆算すると、いつまでに何ができていればいいかわかるはずです。」
「そういう時、模擬試験や問題集に取り組むとよいでしょう。」
上記解答例では1つの文章中に「いい」「よい」のように異なる表現が混在しております。
【修正例3】
「試験の日程から逆算すると、いつまでに何ができていればよいかわかるはずです。」
上記修正例では、「よい」に統一しました。同一の文章内に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「目標が明確であれば、自分の進捗を追いやすくなります。さらに、時間を効率的に活用します。なぜなら、時間の管理をしっかり行い、計画的に勉強することが必要です。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例4】
「目標が明確であれば、自分の進捗を追いやすくなります。さらに、時間を効率的に活用します。なぜなら、時間の管理をしっかり行い、計画的に勉強することが必要だからです。」
副詞「なぜなら」に対しては、「~だからだ」のような理由を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「必要だからです」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。
またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「効果的な勉強方法は、学生や勉強するお子さんを持つ親御さんにとって知りたい情報の1つでしょう。
1,勉強する環境を整える。机や椅子を体格に合った物にする。
2,睡眠をしっかりとる。
3,長時間勉強しないで適度に休憩する。
4,教科書を完璧に覚える。
5,復習を優先させる。
などがあげられますが、やってはいけない勉強法を確認することも重要です。
1、理解した気になる。
2、ながら勉強。
3、徹夜で勉強する。
4,知識が定着しない。
など、この中にヒントがありそうです。」
上記解答例は、箇条書きの表現となってしまっております。
箇条書きでの記載は、見た目はスッキリしていますが、文章としては内容が薄くなってしまいがちです。そのため、クラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くあります。そして試験でも大きな減点対象となってしまいますので、箇条書きではなくしっかりと文章を作成するよう心がけましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、副詞の係り受けの違い、短文や箇条書きのような表現などが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第103回本試験ライティング問題の総評
第103回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第103回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第103回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 駄菓子について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:子供 デザイン2:おやつ
【解答例1】
「ショッピングモールのイベントなどで駄菓子屋が出店していることがあります。また、インターネットでも気軽に駄菓子を買うことができますし、人気ランキングから売れ筋を購入することもできます。また、価格が手ごろということもあり、大人が懐かしのお菓子として駄菓子を購入するケースも増えてきています。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例1】
「ショッピングモールのイベントなどで駄菓子屋が出店していることがあります。また、インターネットでも気軽に駄菓子を買うことができますし、人気ランキングから売れ筋を購入することもできます。さらに、価格が手ごろということもあり、大人が懐かしのお菓子として駄菓子を購入するケースも増えてきています。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう接続詞の修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「子供の頃、駄菓子屋に買いに行ったという経験をさせた方も多いことでしょう。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例2】
「子供の頃、駄菓子屋に買いに行ったという経験をした方も多いことでしょう。」
上記解答例においては、過去の経験についての説明となっております。しかし、主語である子供が経験したことを示す上で「~させた」では不十分となってしまっております。そのため上記修正例では文意を鑑み「~した」という形に修正しました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例3】
「駄菓子にも大人も懐かしがるような昔からある商品や、今流行りのキャラクターが描かれた商品があったりして、種類と数はたくさんあります。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例3】
「駄菓子にも大人も懐かしがるような昔からある商品や、今流行りのキャラクターが描かれた商品があって、種類と数はたくさんあります。」
上記修正例では「~たり」を削除する形で修正し、文意を鑑みて調整いたしました。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例4】
「ぜひ一度お子様と駄菓子屋に足を運んで、一緒に買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。」
上記解答例は、副詞の係り受けに誤りがあります。
【修正例4】
「ぜひ一度お子様と駄菓子屋に足を運んで、一緒に買い物を楽しんでみてください。」
副詞「ぜひ」に対しては、「~ほしい/ください」のような願望を表す表現が正しい係り受けとなります。そのため上記修正例では文意を鑑みて、「楽しんでみてください」という表現に修正を行いました。正しい係り受けの表現を行わないと、読者に違和感を与えかねませんので注意しましょう。またこのようなことは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「お菓子コーナーには、子供も大人も思わす買ってしまいそうな沢山の駄菓子が並べられています。」
上記解答例では、「思わす」が誤入力となります。
【修正例5】
「お菓子コーナーには、子供も大人も思わず買ってしまいそうな沢山の駄菓子が並べられています。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「思わず」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問2 充電ケーブルについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:出先 キーワード2:スマホ
【解答例1】
「しかしスマホ充電がなくなってしまうと一切機能しません。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例1】
「しかしスマホの充電がなくなってしまうと一切機能しません。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「の」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「そして、安価なものから高価なものまで様々です。」
「長さや機能を比べて最適な物を選ぶことが大切です。」
上記解答例では文章中に「もの」「物」のように異なる表現が混在しております。
【修正例2】
「長さや機能を比べて最適なものを選ぶことが大切です。」
上記修正例では、「もの(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「ただ、無断で、使ってはいけない場所もあるので、配慮が必要です。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例3】
「ただ、無断で使ってはいけない場所もあるので、配慮が必要です。」
上記修正例では、文意を鑑みて修正し、多用された読点を外す形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
【解答例4】
「外出の多いビジネスパーソンは充電ケーブルを持っていると安心です。」
「外出時間の長いビジネスパーソンが出先で、うっかりスマホの充電が切れてしまうととても困りますよね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例4】
「外出時間の長いビジネスパーソンが出先で、うっかりスマホの充電が切れてしまうととても困るのではないでしょうか。」
上記修正例では「困りますよね」の口語表現を「困るのではないでしょうか」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例5】
「出先でパソコンやスマホの充電がなくなりあわてて充電ケーブルと電源を探したことはありませんか。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例5】
「出先でパソコンやスマホの充電がなくなり、あわてて充電ケーブルと電源を探したことはありませんか。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
問3 冷蔵庫について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:一人暮らし キーワード2:省エネ
【解答例1】
「家電屋さんへ行くと、一人暮らし用から大家族用まで様々なサイズの冷蔵庫を見ることができます。消費電力が少なくなり、省エネに特化したものやカメラ付きのものまであります。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例1】
「家電屋さんへ行くと、一人暮らし用から大家族用まで様々なサイズの冷蔵庫を見ることができます。また消費電力が少なくなり、省エネに特化したものやカメラ付きのものまであります。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「これからの暑い季節においては、食中毒予防の観点からも、冷蔵庫が非常に重要な役割を果たします。また、一人暮らしの場合、体調を崩して外出できなくなった際に、ある程度の食材や飲み物を保存しておける冷蔵庫は、大変重宝します。また最近では、エネルギー消費を抑えた省エネタイプの冷蔵庫も数多く販売されています。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例2】
「これからの暑い季節においては、食中毒予防の観点からも、冷蔵庫が非常に重要な役割を果たします。また、一人暮らしの場合、体調を崩して外出できなくなった際に、ある程度の食材や飲み物を保存しておける冷蔵庫は、大変重宝します。さらに最近では、エネルギー消費を抑えた省エネタイプの冷蔵庫も数多く販売されています。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう接続詞の修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「日常生活の中で使用頻度が高い家電に冷蔵庫があります。一人暮らしや家族の食卓を支えてくれています。最近では、省エネタイプの製品が多く店頭に並んでいます。容量やサイズ、カラーなど多種多様な製品が豊富にあります。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例3】
「日常生活の中で使用頻度が高い家電に冷蔵庫があり、一人暮らしや家族の食卓を支えてくれています。最近では、省エネタイプの製品が多く店頭に並んでいて、容量やサイズ、カラーなど多種多様な製品が豊富にあります。」
上記修正例では文意を鑑みながら、4つの短文を2文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
【解答例4】
「また、冷蔵庫一杯食材を入れるより、なるべくスペースができる保存量にしておくと節電に繋がります。」
「中身がいっぱいの状態だと冷気を上手く循環させる為に常に温度調整機能が働き、その分電気料金も上がってしまうのです。」
上記解答例では文章中に「一杯」「いっぱい」のように異なる表現が混在しております。
【修正例4】
「また、冷蔵庫いっぱい食材を入れるより、なるべくスペースができる保存量にしておくと節電に繋がります。」
上記修正例では、「いっぱい(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「大型冷蔵庫は電気代がかかるイメージがありますが、実は省エネ機能が高いのが大型冷蔵庫になります。」
上記解答例は、主語が不明確となっております。また1文に助詞である「が」が多用された文章です。
【修正例5】
「電気代のかかるイメージもありますが、実は省エネ機能が高いのが大型冷蔵庫になります。」
上記解答例では、1文中に主語となる「大型冷蔵庫」が2回記載されているため、主語が分かり難くなってしまっております。そのため上記修正例では、主語の表記を1回にすることでこの文章の主語を明確にし、文意が通るよう修正いたしました。また助詞の数も整えて自然な形で修正いたしました。1文中で主語が不明確になると文章としては不完全となり、口語(話し言葉)のように読者に取られかねません。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
問4 風邪をひいた時の食事について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「気をつけていても風邪をひてしまったときは、身体の栄養となる食事がとても重要となってきます。」
上記解答例では、「ひてしまった」が誤入力となります。
【修正例1】
「気をつけていても風邪をひいてしまったときは、身体の栄養となる食事がとても重要となってきます。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「ひいてしまった」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「反対に、脂身のついた肉などの脂っこいもの、また、胃腸への刺激が強いスパイスの効いたものなどは、消化に悪いので食べないようにしましょう。」
上記解答例では、1文に助詞である「に」「の」が多用された文章です。
【修正例2】
「反対に、脂身のついた肉などの脂っこいもの、また、胃腸への刺激が強いスパイスが効いたものなどは、消化に悪いので食べないよう注意しましょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「では風邪を引いて食欲がない時はどんな食事をとればいいのでしょうか。
まずは、消化に良いものをチョイスしてみましょう。
風邪の時は内臓の機能も低下している場合があります。
お粥や柔らかく茹でたうどんがぴったりです。
また、酷い風邪の時は塩分も適宜補給すると良いでしょう。
お粥と一緒に梅干しや塩昆布を入れると上手に塩分補給できます。」
上記解答例は、箇条書きのような表現となってしまっております。
箇条書きでの記載は、見た目はスッキリしていますが、文章としては内容が薄くなってしまいがちです。そのため、クラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くあります。そして試験でも大きな減点対象となってしまいますので、箇条書きではなくしっかりと文章を作成するよう心がけましょう。
【解答例4】
「一人暮らしの方だと、なかなか自身で自炊することが難しい時もあるでしょう。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例4】
「一人暮らしの方だと、なかなか自身で料理することが難しい時もあるでしょう。」
「自炊」は自分で料理する事を示す単語となるため「自身で自炊する」では「自分」という表現が重複してしまいます。重複表現は、口語(会話)では使用しても大きな問題は無いですが、文章にすると読者に違和感を与えかねません。またWEBライティングのお仕事として納品するとクライアントから承認を得られない場合もありますので注意しましょう。
このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「風邪をひいた時には、栄養バランスのとれた食事を心がけることが重要と言われています。しかし、風邪の時は食欲が落ちたり胃腸が弱ったりするので、思うように食べられません。」
上記解答例の書き出し文は、出題された問4で示されている「書き出し例文」と完全に同一となっております。
書き出し例文を解答に使用することは禁止と問題の説明文にも明記しており、またこの場合は大幅な減点対象となってしまいます。そしてWEBライティングのお仕事を行う上でも、クライアントからの指示を見落としてしまうと大きな問題となりますので、注意しましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、短文や箇条書きのような表現などが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第102回本試験ライティング問題の総評
第102回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第102回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第102回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 レストランについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:デート デザイン2:高級
【解答例1】
「子供や大人数でも気軽に入れるファミリーレストランから、高級なレストランまで、ニーズに応じてお店を選ぶことができます。」
「また、レストランの雰囲気と美味しい食事を通して、人々はコミュニケーションを楽しむ事ができます。」
上記解答例では文章中に「こと」「事」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「また、レストランの雰囲気と美味しい食事を通して、人々はコミュニケーションを楽しむことができます。」
上記修正例では、「こと(ひらがな表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「もちろん、自宅での食事やピクニックなども素敵ですが、デートであったり、プロポーズの場所にも選ばれるのは高級レストランが多いでしょう。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が1度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「もちろん、自宅での食事やピクニックなども素敵ですが、デートや、プロポーズの場所にも選ばれるのは高級レストランが多いでしょう。」
上記修正例では「~たり」を削除する形で修正し、文意を鑑みて調整いたしました。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「6種類の中でも日本に多く存在しているのはカフェ、ビストロ、レストランの3種類です。
カフェには年齢制限やドレスコードがなく、カジュアルに楽しむことができます。
ビストロはテーブル同士が近く、家庭的な雰囲気のお店を指します。
日本の居酒屋のようなものです。
そしてレストランは高級なフランス料理店を意味し、お店によってドレスコードも設けられています。」
上記解答例は、箇条書きのような表現となってしまっております。
箇条書きでの記載は、見た目はスッキリしていますが、文章としては内容が薄くなってしまいがちです。そのため、クラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くあります。そして試験でも大きな減点対象となってしまいますので、箇条書きではなくしっかりと文章を作成するよう心がけましょう。
【解答例4】
「落ち着いた雰囲気を楽しみたいならイタリアン、賑やかな場所で食事楽しみたいならファミリーレストランというように、」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例4】
「落ち着いた雰囲気を楽しみたいならイタリアン、賑やかな場所で食事を楽しみたいならファミリーレストランというように、」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「を」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「お店選びや食事のマナーは抑えておきたいところです。」
上記解答例では、「抑えて」が誤変換となります。
【修正例5】
「お店選びや食事のマナーは押さえておきたいところです。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「押さえて」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問2 ゲームセンターについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:景品 キーワード2:カップル
【解答例1】
「クレーンの種類や景品の重さによって、難易度は変わります。一人で挑戦する人もいれば、家族や友達、恋人と協力して楽しむ人もいます。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例1】
「クレーンの種類や景品の重さによって、難易度は変わります。また一人で挑戦する人もいれば、家族や友達、恋人と協力して楽しむ人もいます。」
上記修正例では、接続詞「また」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例2】
「ゲームセンターを運営している企業から、スマートフォンで楽しめるUFOキャッチーのアプリが配信されたのです。」
上記解答例では、「UFOキャッチー」が誤入力となります。
【修正例2】
「ゲームセンターを運営している企業から、スマートフォンで楽しめるUFOキャッチャーのアプリが配信されたのです。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「UFOキャッチャー」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「1回あたりに掛かる金額が低いため油断してお金の使い過ぎに注意して遊びましょう。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例3】
「1回あたりに掛かる金額が低いため、油断してお金の使い過ぎに注意して遊びましょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
【解答例4】
「昔はただ撮影してシールを楽しむものでしたが、現在では動画を撮影してSNSに投稿することもできるようになっています。」
「これからの時代に合わせた変化も楽しみですね。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例4】
「これからの時代に合わせた変化も楽しみではないでしょうか。」
上記修正例では「楽しみですね」の口語表現を「楽しみではないでしょうか」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例5】
「最新のプリクラ機には、最後につけまつげや美容アイテムなどが景品として出てくるタイプのものもあり、若者を中心に非常に人気があります。」
上記解答例では、1文に助詞である「に」が多用された文章です。
【修正例5】
「最新のプリクラ機には、最後につけまつげや美容アイテムなどが景品として出てくるタイプのものもあり、若者を中心にとても人気があります。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
問3 調味料について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:料理 キーワード2:レシピ
【解答例1】
「複数の調味料を使用することで、様々料理の味わいを作り出すことができます。」
上記解答例は、助詞が不足しているため文意が伝わり難い文章となっております。
【修正例1】
「複数の調味料を使用することで、様々な料理の味わいを作り出すことができます。」
上記修正例では、文意を鑑みながら助詞「な」を追記し、自然な形となるよう修正いたしました。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「最近では、冷凍食品やレストランのおかげで普段からあまり料理をしない方も多いですが、自宅に全く調味料がない人はまずいないでしょう。」
上記解答例では1文中に「方」「人」のように異なる表現が混在しております。
【修正例2】
「最近では、冷凍食品やレストランのおかげで普段からあまり料理をしない人も多いですが、自宅に全く調味料がない人はまずいないでしょう。」
上記修正例では、「人」に統一しました。文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例3】
「砂糖や塩、醤油などの親しみのある基本的なものから、チミチュリースやバルサミコ酢などのあまり馴染みのない特殊なものまで調味料は様々な種類が存在しており、今もなお種類が増えています。」
上記解答例では、「チミチュリース」が誤入力となります。また1文に助詞である「の」「な」が多用された文章です。
【修正例3】
「調味料には、まず砂糖や塩、醤油などの親しみのある基本的なものがあります。またチミチュリーソースやバルサミコ酢などのあまり馴染みのない特殊なものまで調味料は様々な種類が存在しており、今もなお種類が増えています。
上記修正例では、誤変換を修正しました。「チミチュリーソース」が正しい表現となります。また自然な形で2文に分けることで助詞の数も修正いたしました。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「料理をするうえで欠かせないのが調味料です。調味料がなければ、料理の味が決まりません。調味料には、日本の料理には欠かせない砂糖や塩から、マヨネーズやケチャップ等、数多くの種類があります。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例4】
「料理をするうえで欠かせないのが調味料で、これがなければ、料理の味が決まりません。調味料には、日本の料理には欠かせない砂糖や塩から、マヨネーズやケチャップ等、数多くの種類があります。」
上記修正例では文意を鑑みながら、2つの短文を1文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
【解答例5】
「毎日の料理で使うものだから調味料にはこだわりたい。」
「地域ごとに異なる食文化を持つ日本には、多種多様の調味料があります。」
上記解答例では1つの文章の中に「こだわりたい」「あります」のように異なる文末表現が混在しています。
【修正例5】
「地域ごとに異なる食文化を持つ日本には、多種多様の調味料がある。」
上記修正例では、「である調」に統一しました。同一の文章内に「ですます調」「である調」などの文末表現が混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいます。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問4 花粉症対策について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「症状が改善しない場合や、辛い状況が続く場合は、耳鼻咽喉科や花粉症外来を受信しましょう。」
上記解答例では、「受信」が誤変換となります。
【修正例1】
「症状が改善しない場合や、辛い状況が続く場合は、耳鼻咽喉科や花粉症外来を受診しましょう。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「受診」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「花粉症の対策として、花粉を体内に入れないよう意識するべきです。外出時には花粉の進入経路である目や口と鼻を覆う道具を使いましょう。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例2】
「花粉症の対策として、花粉を体内に入れないよう意識するべきです。例えば外出時には花粉の進入経路である目や口と鼻を覆う道具を使いましょう。」
上記修正例では、接続詞「例えば」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「温かくなると花粉の飛散が切実な問題になるという方は多いのではないでしょうか。」
上記解答例では、「温かく」が誤変換となります。
【修正例3】
「暖かくなると花粉の飛散が切実な問題になるという方は多いのではないでしょうか。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「暖かく」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤変換だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「できれば帰宅後はすぐに衣類を洗濯するなどしたり、体や物についた花粉を落としたりするのも良いでしょう。」
上記解答例は、同様の表現を繰り返してしまっております。
【修正例4】
「できれば帰宅後はすぐに衣類を洗濯などしたり、体や物についた花粉を落としたりするのも良いでしょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて、繰り返し表現にならないよう修正を行いました。同様の表現を繰り返してしまうと、読者に読み難さを与えかねませんので注意しましょう。またこのような事は文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「また日々の天気予報でも花粉の飛沫量を知ることができるので、こまめにチェックすることも必要です。」
上記解答例では、「飛沫量」が誤入力となります。
【修正例5】
「また日々の天気予報でも花粉の飛散量を知ることができるので、こまめにチェックすることも必要です。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「飛散量」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、短文や箇条書きのような表現などが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。
第101回本試験ライティング問題の総評
第101回WEBライティング技能検定 本試験を受験頂いた皆様、お疲れ様でした。
ここでは今回の第101回WEBライティング技能検定 本試験 ライティング問題の総評をお伝えいたします。
今回の本試験では、4択問題において満点、または満点に近い得点の方がほとんどでした。4択問題は引き続き満点を目指す気持ちで学習を続けて下さい。
実技のライティング問題では、クラウドソーシング上では納品物として承認され難く試験上でも大きく減点対象となる内容(例えば主観的な表現や違うテーマの文章など)が見受けられた他、同様な表現の繰り返し、誤変換や誤入力、短い文章の連続、助詞の使用方法や誤字など細かいミス、文章表現として不自然さが感じられるものが目立ちました。今回惜しくも不合格となってしまった方は、本協会より案内しております解答速報、総評、また教材などをご参考にライティングスキル向上を目指し、学習に励んで下さい。
ライティング問題の総評では、より細かく、一部の方の解答を参考にしてご説明いたします。
まだライティングに自信がない方もライティングに自信がある方も総評を参考に学習して頂ければ幸いです。
*今回受験頂いた方の中から主な減点対象を抜粋して総評に加えさせて頂いております。
【第10回WEBライティング問題】
実技 ライティング問題の個別解答に対する減点箇所
問1 トレーニングについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:筋肉 デザイン2:ジム
【解答例1】
「日頃から定期的にトレー二ングをする人も多いと思いますが、その目的は様々です。」
上記解答例では、「トレー二ング」が誤変換となります。
【修正例1】
「日頃から定期的にトレーニングをする人も多いと思いますが、その目的は様々です。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「トレーニング(解答例では「二」が漢数字表記となっていました)」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「大事なことは継続するということで、毎日ではなくても週に2、3回はトレーニングした方が効果が出やすくなります。ジムに通うのがなかなかできない人もいるでしょうから、家でできるトレーニングをおすすめします。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例2】
「大事なことは継続するということで、毎日ではなくても週に2、3回はトレーニングした方が効果が出やすくなります。しかしジムに通うのがなかなかできない人もいるでしょうから、家でできるトレーニングをおすすめします。」
上記修正例では、接続詞「しかし」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「暖かくなるこれからの季節に、スキマ時間にできる自宅でのトレーニングを、健康のために始めてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例では、1文に助詞である「に」が多用された文章です。
【修正例3】
「暖かくなるこれからの季節に、スキマ時間でできる自宅でのトレーニングを、健康のために始めてみてはいかがでしょうか。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「最近は24時間営業のジムやワンツーマンでトレーニングを指導してくれるパーソナルジムも増えています。」
上記解答例では、「ワンツーマン」が誤入力となります。
【修正例4】
「最近は24時間営業のジムやマンツーマンでトレーニングを指導してくれるパーソナルジムも増えています。」
上記修正例では、誤入力を修正しました。「マンツーマン」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「基礎代謝を上げることでエネルギーの消費量を増やし、ダイエット効果が期待できます。」
「ジムに通い仲間をつくることで、モチベーションをあげることができるかもしれません。」
上記解答例では文章中に「上げる」「あげる」のように異なる表現が混在しております。
【修正例5】
「ジムに通い仲間をつくることで、モチベーションを上げることができるかもしれません。」
上記修正例では、「上げる(漢字表記)」に統一しました。同一文章中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
問2 SNSについて240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:メリット キーワード2:拡散
【解答例1】
「しかしSNSの拡散力を活用すれば、今までリーチできなかった滞在顧客にもリーチを広げられます。」
上記解答例では、「滞在顧客」が誤入力となります。
【修正例1】
「しかしSNSの拡散力を活用すれば、今までリーチできなかった潜在顧客にもリーチを広げられます。」
上記修正例では、文意を鑑みて誤入力を修正しました。「潜在顧客」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例2】
「自分の知りたい情報に一瞬でアクセス出来たり、即座に友人や家族と連絡が取れるのはSNSの大きなメリットだろう。」
上記解答例では、1文の中に並列を表現する「~たり」が一度のみしか使用されていません。
【修正例2】
「自分の知りたい情報に一瞬でアクセス出来たり、即座に友人や家族と連絡が取れたりするのはSNSの大きなメリットだろう。」
上記修正例では、「~たり」を2回使用し、また文意を鑑みながら自然な形に修正しました。
特にWEBライティングでは誤字脱字が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例3】
「SNSには使う人の用途によってさまざまな種類があり、使い分けて活用しているという方も多いのではないでしょうか。」
上記解答例では1文中に「人」「方」のように異なる表現が混在しております。
【修正例3】
「SNSには使う人の用途によってさまざまな種類があり、使い分けて活用しているという人も多いのではないでしょうか。」
上記修正例では、「人」に統一しました。文中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例4】
「ここ数年で知名度が上がった言葉の一つとして、SNSが上げられるのではないでしょうか。」
上記解答例では、「上げられる」が誤変換となります。
【修正例4】
「ここ数年で知名度が上がった言葉の一つとして、SNSが挙げられるのではないでしょうか。」
上記修正例では、誤変換を修正しました。「挙げられる」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「スマホの普及によりSNSを利用する人が増えている。今回はSNSのメリットとデメリットについて紹介する。SNSのメリットは離れていても他者と繋がれる事だ。」
上記解答例は、短い文が連続した表現となっております。
【修正例5】
「スマホの普及によりSNSを利用する人が増えている中、今回はSNSのメリットとデメリットについて紹介する。SNSのメリットは離れていても他者と繋がれる事だ。」
上記修正例では文意を鑑みながら、3つの短文を2文にまとめる形で修正いたしました。
短文での表現は、文章に勢いを付ける意味では有効ですが、主語が抜けた表現などとなり口語(話し言葉)に近い表現となってしまいます。また、このような表現は試験では減点対象となってしまいますので、短文表現はあまり使わないように注意しましょう。
問3 卒業旅行について240文字以上300文字以内で記述してください。
キーワード1:仲間 キーワード2:思い出
【解答例1】
「卒業旅行とは学校を卒業する直前にいく旅行のことを指して言います。」
「気の置けない仲間と一緒に行く卒業旅行は、あれこれと計画を立てる段階も楽しいものです。」
上記解答例では文章中に「いく」「行く」のように異なる表現が混在しております。
【修正例1】
「卒業旅行とは学校を卒業する直前に行く旅行のことを指して言います。」
上記修正例では、「行く(漢字表記)」に統一しました。文中に表記ゆれが混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいますので注意しましょう。またこのようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例2】
「卒業旅行では観光地を訪れたり、アクティビティを楽しんだりすることが一般的です。卒業後も同じ思い出を持つもの同士であるため絆が深まります。」
上記解答例では、文と文の間に適切な接続詞が使用されておりません。
【修正例2】
「卒業旅行では観光地を訪れたり、アクティビティを楽しんだりすることが一般的です。そして卒業後も同じ思い出を持つもの同士であるため絆が深まります。」
上記修正例では、接続詞「そして」を追記いたしました。適切な接続詞を用いることでその前後の文章が繋がり、読みやすい文章になります。読者にとって読みやすい文章を心がけるようにしましょう。
【解答例3】
「卒業旅行割引を実施ているツアー会社も多いため、一度調べてみてはいかがでしょうか。」
上記解答例では、「実施ている」が誤入力となります。
【修正例3】
「卒業旅行割引を実施しているツアー会社も多いため、一度調べてみてはいかがでしょうか。」
上記修正例では誤入力を修正しました。「実施している」が正しい表現となります。特にWEBライティングでは誤字脱字、誤変換が起こりやすいので、一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤入力だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例4】
「卒業旅行は行く目的をはっきりとさせ、計画をしっかりと立ててから行くと良いでしょう。」
上記解答例では、1文に助詞である「と」が多用された文章です。
【修正例4】
「卒業旅行は行く目的をはっきりとさせ、計画をしっかりと立ててから行くのが良いでしょう。」
上記修正例では、文意を鑑みて助詞を調整し、文章を修正いたしました。助詞の使い方を誤ると、本来伝えたい内容が上手く読者に伝わらなくなってしまうので注意しましょう。
また一度作成した文章は見直しを行うことをおすすめいたします。見直しを行うことで誤字脱字だけでなく、文章が不自然になっていないかなどを確認することもできます。
【解答例5】
「高校や大学において気の置けない仲間と一緒に出掛ける卒業旅行を楽しみだという人は多いのではないでしょうか。」
上記解答例は、読点が適切に使われていないため読み難い文章となっております。
【修正例5】
「高校や大学において、気の置けない仲間と一緒に出掛ける卒業旅行を楽しみだという人は多いのではないでしょうか。」
上記修正例では、文意を鑑みて適切な場所に読点を追加する形で修正しました。読点は適切に使用すると読者にとって読みやすい文章となりますので、上手く使うよう心がけましょう。
問4 緊張をほぐす方法について320文字以上400文字以内で記述してください。
キーワードなし
【解答例1】
「全く緊張しないのは難しいですが、緊張をほぐす方法はいくつか知られています。
1つは深呼吸をすることです。短時間でも良いので深呼吸をすることによって、呼吸も整い緊張がほぐれることがあります。ゆっくり息を吸って吐くことを何回か繰り返すと不思議とリラックスできます。
もう1つは体を動かすことです。あまり激しくせず体を動かすことによって、気も紛れ緊張がほぐれることがあります。ガムをかんだり、手首足首をまわしたりするだけも効果があります。
そしてもう1つは自信を持つことです。試験前などでは、大きな鏡の前で自分の顔を見つつ、今までやってきたことを思い出しながら、やることはやった、大丈夫と呟いてみてください。」
上記解答例は、箇条書きのような表現となってしまっております。
箇条書きでの記載は、見た目はスッキリしていますが、文章としては内容が薄くなってしまいがちです。そのため、クラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くあります。そして試験でも大きな減点対象となってしまいますので、箇条書きではなくしっかりと文章を作成するよう心がけましょう。
【解答例2】
「緊張の原因の一つに、自信がない、失敗するかもしれない、という不安な思いがあることです。」
上記解答例では、表現のねじれが見受けられ、違和感があります。
【修正例2】
「緊張の原因の一つは、自信がない、失敗するかもしれない、という不安な思いがあることです。」
上記解答例においては、緊張する理由について文の後半で例示しております。しかし、助詞の使い方と文末の「~あることです」の繋がりが不十分となってしまっております。そのため上記修正例では文意を鑑み助詞を修正しました。文中に表現のねじれが生じてしまうと、読者に違和感を与えてしまいかねないので、注意しましょう。なお、書き終えた文章を見直すだけでもこのようなミスを減らすことができます。
【解答例3】
「体や頭が思うように動かなくなってしまう緊張は避けたいですよね。」
「スポーツ選手が、ガムを噛んだり、首を回したりしているのは、これと同じ効果があるからです。」
上記解答例は、口語表現と文語表現が混在する文章です。
【修正例3】
「体や頭が思うように動かなくなってしまう緊張は避けたいです。」
上記修正例では「避けたいですよね」の口語表現を「避けたいです」という文語表現に修正を行いました。このように口語表現と文語表現が混在してしまうと、場合によって読者に違和感を与えてしまいますので注意しましょう。
【解答例4】
「人前で話すのであれば、人だと思わず、別のものに置き換えてみる。」
「好きな音楽を聴くなど、様々な方法があると言われています。」
上記解答例では1つの文章の中に「置き換えてみる」「言われています」のように異なる文末表現が混在しています。
【修正例4】
「好きな音楽を聴くなど、様々な方法があると言われている。」
上記修正例では、「である調」に統一しました。同一の文章内に「ですます調」「である調」などの文末表現が混在すると、読者に読み難さや違和感を与えてしまいます。このようなものは文章作成後の見直しを行うことで軽減できます。文章作成後は見直しを行うようにしましょう。
【解答例5】
「一番古い記憶では、幼いころのお遊戯会で発表をするときに、とても緊張した覚えがあります。」
上記解答例は 「とても緊張した覚えがあります」という主観的な表現がみられます。時に「私は●●です」「●●だと思います」のような表現は筆者の意見が強くなり感想文のような内容になってしまいます。またそのような文章はクラウドソーシングサイトで承認を得られないことも多くありますので、主観的な表現を使わないように注意しましょう。
実技 ライティング問題の総合的な減点箇所
今回受験頂いた方の内、惜しくも不合格となられた方々に共通する減点箇所としては、助詞の連続使用や使い方、句点読点の使い方、誤字脱字や誤変換、同様表現の繰り返し、表現のねじれ、短文や箇条書きのような表現などが多く見受けられました。
そして、主観的な文章表現や文脈的に不自然さを感じさせる内容は、読者に読み難さを与えてしまうだけでなく、クラウドソーシング上でも非承認となりやすい文章となります。特に文章中の主語は何なのか、が不明確になると不自然さが強くなってしまいますので注意しましょう。
また、指定キーワードが使われていなかったり、文章の内容が指定テーマから逸脱したりすると大幅な減点となりますので、文章作成後、一度読み返して指定テーマについてしっかりと書かれているか確認するようにしましょう。
他にも1文に情報を詰め込み過ぎてしまうと、助詞の連続使用など意図しないミスが多くなることがあります。ライティングを終えた際には文章の見直しを行い、誤った表現や意味が通り難い文章の有無などを確認するようにしましょう。




